
中之条ビエンナーレ2023鑑賞記【6日目】〜伊参スタジオキャンプ・後編〜
校庭の朝
中之条ビエンナーレ鑑賞キャンプ旅、2日目。伊参オートキャンプ場すなわち伊参スタジオの校庭で朝早く起床。

想像より寒かった。
いつも行き当たりばったりのマイキャンプ、毎回防寒が今ひとつで少々テントの中は冷え込んだ。
日の出後に少しづつ陽が差す中しばしボーッとする。

ハリオの手挽きミルは愛用品
バーナーで湯を沸かし豆挽いてモーニングコーヒーを作った。目の前の学校を眺めながらクリスタルマウンテンを抽出。
私はキャンプ早朝のこの時間が大好きで、朝日を浴びながらただ無心にコーヒーを淹れ、飲む。心身共に自分自身がリトリートされ、ああキャンプに来て良かったなと思う瞬間。
その後は忙しかった。ビエンナーレ会場であるこのキャンプ場、チェックイン刻限間際にに鑑賞客が訪れてしまう。
そんな中ダレた格好でテント撤収するオッサンはまさに滑稽な動態展示・インスタレーションだろう。それだけは避けなければならない。
まずテント内側をチェック。やはりフライシートが結露で水滴だらけ。速攻でテントをたたみ(最近テントは起床したら用がないと悟った)、水滴を払ってテントを干した。同時進行で朝食用意。(メスティン炊飯は吸水に時間がかかる)

メスティン炊飯完成!ゆで卵と昨日の余りの鍋と漬物で簡単な朝メシを食べた。
旧校舎見ながら食べるメスティン飯はまるで校庭で食べる学校給食のようだった。
その後手早く洗い物、テント片付け、道具掃除、薪の燃えかす片付け等こなし何とか8時過ぎに撤収作業完了。

じきに管理人さんが出勤、昨日のお礼を言いながらチェックアウト手続き。
私:「昨日は教室の照明つけといてもらって有難うございました〜。凄く綺麗でした〜」
管理人:「あーあれ、アーティストの方が消し忘れたらしいですよ」
私:「えっ⁇…」
私のための中之条町プレゼンツの心憎い演出かと思ってたが単に消し忘れ、この辺りのユルさ、素敵です!ありがとうございました〜
共同浴場にて朝風呂
キャンプ場を後にして朝風呂に入ろうと沢渡温泉共同浴場へ。
ここで中之条ビエンナーレ鑑賞完走特典、入浴無料券を使用。

受付のおばさんとしばし歓談。昔の中之条の話など色々聞きその後入浴。湯船は2つしかない共同浴場だけどなかなかの湯温で泉質もよく最高の温泉。他の入浴客と会話しつつ温泉を満喫。気持ちよかった〜
キャンプの朝、最高の温泉、地元の人との触れ合い、すっかりリラックスした状態で今日のアート鑑賞開始!
午前・旧第三小学校〜やませ
鑑賞都合5日目の今日、四万・旧第三小学校からスタート。

伊参スタジオからの沢渡温泉共同浴場ときてこの第三小学校、完全に脳内は昭和。



noborderの落書き



アスレチックみたいに遊びました!
いくらまりえさんが在廊。去る9月30日にアド街ック天国で中之条ビエンナーレが紹介されたとのこと、他のお客さんから「テレビ見たよ〜」といくらさん大人気。
テレビというメディアの影響力に感心しつつもゆっくり作品解説聞きたかったので残念だった。素晴らしい作品でした。
その後四万温泉街を軽く散策し、下山して次の目的地・やませに到着。


パズルのような鉾井喬さんの作品

光に照らされ美しい

メモ書き 読み込んでしまった
個人的にこの会場の作品全てが古民家の雰囲気に合っていて気に入っている。再度じっくり時間かけて鑑賞。
午後・イサマムラ
お昼回って午後1時イサマムラ(旧伊参小学校)到着。出店マルシェ・PATONKOさんでランチ、ガパオプレートをベンチに座り食べた。美味しかったしだいぶ時短になった。


鑑賞開始。映像作品が多いイサマムラ、時間を気にせずじっくり楽しみました。

四万川の流れのような水のせせらぎ


タップダンスで中之条の鳥追い祭り表現

意味不明映像をひたすら注視

パーツ全て裸体が動いてる
写真じゃ伝わらない衝撃作品
鑑賞後のコーヒー
さて疲れたし、最後はコーヒー外で飲もう。
鑑賞3日目にアイスコーヒーいただいたKURASHINO CAFEさんが今日も出店していた。
ここのコーヒーで6日間にわたる中之条ビエンナーレ2023鑑賞をシメようと今日はホットコーヒーを注文。

コーヒー落としてもらってる間マスターとしばし歓談。
仕事柄自分がつい見てしまうのは作品を、またはイベントを楽しんでいる来場者の笑顔。
提供する側の方々の仕事って素敵ですね、そんなことを失礼ながら話をした。
出来れば今度はビエンナーレをお手伝いしたい、なんて想いを語ったら後押しする言葉をいただいた。少し前向きに考えてみよう。

マスターと2年後の再会を固く約束してイサマムラ校庭前のベンチでゆっくりコーヒーを味わった。ビエンナーレの余韻を味わいながら。
キャンプ統括します!
キャンプ×ビエンナーレ。17時チェックイン。初めての経験もあったソロキャンプは中之条の自然や産物やアートが上手く融合、まあまあ成功だったかな。
時間的に巻き巻きだったけどまるで仕事みたいに計画通りに行動するキャンプもアリ。
撤収までほぼ時間通りでよかった。
でも本来好きなのはのんびりと時がゆっくり過ぎるのをダラダラ味わうキャンプ、それはまた次の機会に。
忘れ物 水タンク(まあ必ず何か忘れるけどこれはキツかった!)
さて、中之条ビエンナーレ2023統括は…
次回に!