間違えられがちなFF15番外編おにぎり
おにぎりについて
リヴァイアサンと容量が同じであってもおにぎりの手間は同じではありません。何故ならフォトグラメトリで3Dスキャンして加工しているからです。
そして3Dソフトを触っている方なら伝わると思いますが、ハイポリデータをローポリに焼き付ける際や、いろいろな情報のテクスチャを作る際に、テクスチャの解像度を高く設定したからと言って手間が同じ価値にはならないです。
ポリゴン数もモディファイア等で削減後微修正と考えれば手間はかかっていないでしょう。
一から造形したリヴァイアサンと3Dスキャンを駆使して加工した料理、当価値にはならないでしょう。
何故か比べられる事になったドラゴンズドグマ2の実写料理、手法は違えど案外似たやり方だと思っています。
・FF15
現物を用意する
↓
フォトグラメトリで3Dスキャン
↓
3Dデータ加工
・DD2
現物を用意する
↓
料理撮影
↓
映像加工
FF15は空想上の料理が出てくるので加工もその分色々やっていると思いますが、大体こんな流れだと思います。
それぞれの利点
・FF15
3Dだとキャラに持たせられる
空想上の食べ物に説得力が持たせられる
・DD2
低コストでリッチ
実写ならではの良さ
DD2の発想はありそうでなかったやり方で面白く、それぞれに良さがあってそれぞれ良いと思います。
その労力を他に当てられなかったのか…という方が結構いらっしゃいますが、それぞれ担当部門が分かれています。デザイナーを削ってプログラマーを増やすなんてそんなに簡単に出来ることではありません。この事はスマブラやカービィでお馴染みの桜井政博さんも仰っている事です(確かコラムの記事だったはず)
それに、デザイナー班はしっかり渡された仕事をこなして、納期を守っているんです。ですので仮に滅茶苦茶料理に手間をかけていたとしても文句を言われる筋合いはありません。
余談
FF15の料理は(ゲーム内の)一日のご褒美としての側面があります。キャンプで食卓を囲んで麺なんかは啜っていたりしましたね。旅の思い出というのが大切な要素ですのでそれを彩る良いものになっていると思います。
あと、缶詰になってしまったあのシーン…もう後戻りはできない辛さを語っていて、FF15の料理は演出としても使われているんですね(最後にまさかの復活をしますがw)
旅として楽しんだ人には料理はしっかり意味のあるものになっていると思います。
あと、何故か1セント硬化問題と比べられたりしますが、それも目の前でデカデカと表示されたり、演出として使うのなら力をかけるメリットがあったと思います。
言葉だけが一人歩きしていてあまり考えてない人が多いと思います。実際はどうか考える事が大切と言えるでしょう。
関連記事