間違えられがちなFF15
はじめに
ここでは間違えられがちなFF15に関するものをまとめました。書いておきながらなんですが実際に真実はどうか自分で調べる事が大切だと思います。なお、ネタバレがあるので大丈夫な方は見てください。
開発期間10年
FF15は開発が難航して生まれた作品ですが、ヴェルサス13の開発の後、FF15に切り替わって3年半で開発しました。FF15は10年開発はしていません。宣伝で10年振りに来たFFと期待値を上げて発売して、今のFF15開発チームには3年半で開発させるというやり方のためかなり負担があったと思います。
実は15になってからは3年半ほどしか開発に時間をかけられなかったFF15。10年も開発はできなかったんだよね。ゲームエンジンが変わった事も大きな要因。作り直さなきゃいけなかったから。#FF15小話
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
15になったタイミングで実はプロジェクトは消えかけた時がある。
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
だから、実はリリース自体が奇跡的な事でもあるこのナンバリング。#FF15小話
シナリオは実は3倍ある。
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
容量の都合で削らざるえなかったシナリオはとにかく沢山あったFF15。
前半部分の頂いたシナリオは今でも俺の手元に大切に保管してあります。#FF15小話
ちなみに、その前半部分は全てカットされお蔵入りに。形を変え、それはKINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVとなりました。#FF15小話
— 鈴木達央 (@ta2hisa_suzuki) November 13, 2020
※中止になったDLC(小説)は後から決まったもので元の内容には含まれない。
また、ストーリーは自分で補完する必要がある(アニメ、映画、DLC等)という形になったのは開発期間や容量を考えてのやり方と思われここは人を選ぶ内容になったと思います。
余談
映画とDLC(中止になったものではない)は基本ノクトの知らなかった部分が描かれています。ゲーム本編はプレイヤーが得られる情報や体験もノクト目線で合わせられていて、ノクトに感情移入させる尖った作りになっています。欠けた情報のまま話が進むのでこの演出は後半のストーリーが駆け足に感じた部分だと思います。
完全版商法
恐らく完全版商法といわれたのはロイヤルエディション(ゲーム本編とDLCのセット)が売られた事が発端だと思われます。ですが一般的に新たに新品を買わないと完全版が遊べないものを完全版商法といいます。今までゲームを買った人は追加のDLCだけ買えば拡張パッチをあてられるため完全版商法というのは誤りです。
グラディオラスの行動
電車でのグラディオラスの感情的な行動が女性が考えたからという説が流行りましたがそれは誤りです。元々の脚本を元に役者陣で考えて幾度も撮り直した際、声優の三宅さんがノクトに感情移入するために嫌われ役がいるだろ、ということであのシーンになったそう。15分50秒辺りにエピソードが語られています。
余談
グラディオの心情を察するシーンを削ってるのは意図的かな?って思っています。タイタン戦でノクトがグラディオの親父さんの事に触れた時、気にするなと短く対応したり、電車までに結構時間が流れてることを描かなかったり、エピソードイグニスでイグニスが命懸けでノクトを守っていた事等。もし、グラディオに感情移入する様な情報が多ければノクトにヘイトが向きます。ノクトに感情移入させるためとDLCとして分けた分描けなかったという面があると思います。
ストーリー未完結
ストーリーはゲームで完結しております。恐らく中止になったDLC3つ(小説)が理由でストーリー未完結のレッテルを貼られる結果になったと思われます。何故かを説明すると小説の内容に触れるので大丈夫な方は見てください。
以下ネタバレ↓
ストーリーがゲームで完結しているのは小説(中止になったDLC)の内容がいわゆるifのストーリーだからです。どこで分岐するかというとエピソードアーデンでのラストの選択です(映画やゲームより前)やっていることとしてはFF7Rと似たようなものです。パラレルの世界なのでゲームの内容が未完結なわけではありません。
余談
追加DLCを開発中止にしたことは本当に悪手だと思っています。何故ならゲームで完結しておりそのまま終了できたからです。それを一度開発OKをだしその後開発中止にする…批判は全てスクエニ上層部の責任です。一回稟議通したならちゃんと最後まで開発しろ、開発しないならそもそも通すなって話です(小説としてでも出してくれてありがとう開発チーム!)
※ちなみに田畑さんは関与できなかったそう。
DLCのキャンセルは僕が下した決断ではないですが,それを止められなかったので,当時は余計に落ち込みました。
バハムートの解釈
※ここは自分の解釈が含まれるので人によって見解が違うかも知れません。
例によって小説のネタバレがありますので注意して下さい。
小説の内容的にバハムートは恨まれがちですが、もしバハムートがいなかったらどうなるでしょう?もし星とか人類とか知らねってな感じでいたら人類は詰みます。何故なら闇を祓う手段が無いからです。
バハムートのやった事はアーデンという闇を集める装置を作り、ノクティスを使い全ての闇を祓います。うん、神様と言うだけあって大雑把w
もしバハムートが人類を救おうとしなければ六神が作った指輪がなく、アーデンという闇を集める存在も恐らくいない…そもそもルシス家が生まれなかった可能性があるためその場合人類は魔法を使えなかったと思います。これはバハムートをころすにしても、闇を祓うにしてもどちらもできません。
※バハムートをころしたり、闇を祓う際には指輪を使い対の世界に渡る人がいります。ですので指輪がない時点で詰み。
バハムートは傲慢な存在で理不尽を押し付けましたが、確かに人類を救った存在でもあるのですね。
小説ではアーデンの選択で闇が払えなくなったため人類に失望し敵対しましたが、ゲームの方でいうとやっばい味方というポジションでしょう。
※小説でゲンティアナが言うにはバハムートの価値観は花を扱うような人とは遠い感覚みたいな事を言っていたような気がします(発売すぐに読んだのでうろ覚え汗)
あとがき
FF15で勘違いされがちな事をまとめた記事が見当たらなかったので試しに書いて見ましたが如何だったでしょうか?ソースも含めて書くというのが大事だと思ったので出来るだけまとめてみました。拙い文章だったと思いますが役に立っていれば幸いです。