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(ミス修正) 【技術記事】MX Linux Respinの作成方法

まず、仮想マシンではなく、なるべく実機のパソコンを用意します。
僕のおすすめはアマゾンで安価に手に入る中国製でUSキーボードのパソコンです(CHUWI, Jumper, BMAXなどあたり)。M.2 SSDが底面からかんたんに外せることが多く、メンテナンスが容易で、変態的なつくりではないプレーンなマシン構成なので、開発機に適しています。インストールしての動作テスト用のテスト機がもう一台あればよいはずです。

MX Linuxの任意のバージョンをインストールします。
32bit OSを作りたければ32bit版を入れるといいですし、ahs advanced hardware support版や、dolphin_oracleリーダーの「ミニマムリスピン」などをベースにするのもよいでしょう。

インストールしたら、余計な個人ファイルは入れずに、作りたいOSを実際に構築していきます。このあたりはもちろん個々人の裁量に任せます。

できあがったら、できあがったものをインストール可能なISOファイルにする必要があります。MX Snapshotにて、コードネームやリリース日などの情報を記入して「ディストリビューション用」にチェックを入れて書き出すわけですが、その前に重要なお約束があります。

まず、/home以外のシステムフォルダはすべてそのままISOに焼かれることになります。ちなみに、/usr/share/freja などのフォルダを作っても、実際にISOに焼かれます。/homeだけは特殊で、扱いが異なります。このへんがわからない、という人が多いはずです、安心してください、解説します。

homeの内容は、ディストリビューション用にチェックを入れた場合、ISOにコピーされず、普通のMXが起動してきてしまいます。ではいったい、どうればhomeの内容、自分がカスタマイズしたデスクトップの内容をISOに反映できるのか?それが /etc/skel です。隠しファイルを含めたhomeの全内容を、sudoで/etc/skelにコピーしてやる必要があります。こうすることで、やっとISOにカスタマイズしたデスクトップが反映されるのですが、その際に細かいお約束が数点あります。

コピーの仕方。Ctrlを押しながらh を押して、隠しファイルをファイルマネージャで表示/非表示できます。
ターミナルで「sudo cp -r (ファイルマネージャから隠しファイルを含む.home全内容をドラッグする。ただし、.cacheを除いて) /etc/skel」とします。

さらに、コピー実行する前に、ファイルマネージャーの左サイドバーの写真とかビデオ、ドキュメントなどのフォルダリンクがありますが、このままだとインストール後にリンク切れになってしまいますので、デスクトップ以外の削除できるフォルダリンクを「削除」しておいてください。削除が終わった状態で、コピーを実行します。こうすることで、インストール後のリンク切れ問題を回避できます。

とまぁ、概ね以上です。僕はこの方法をdolphin_oracleリーダーのYoutubeビデオ、ならびにフォーラムのMX Respinsカテゴリで文献を漁るなどして確立しました。

https://forum.mxlinux.org/viewforum.php?f=127&sid=aaf7324f85d72753137ed2546655a869

完成して実機インストールでのテストもうまくいったら、
いよいよ上記のMX Respinカテゴリに新規トピックを立てましょう。
審査はありますが、うまく行けばMX Blogに乗ります。毎週更新です!
(MXフォーラムのユーザー登録は誰でも無料でできます。)

PS. この記事を参考にするのは自己責任でお願いします。
この鍵となるヒント記事がきかっけで、日本発信のMX Respinがストーリーボード・ネオに続くことを願っております。

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