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最高のプロダクトを「売らずに無料で提供」する意図

ついに気でも狂ったのかと思われるかもしれません。
まぁ知っての通り、不定期に、不安定なフレイヤは壊れますが(マテ

僕に近い人々が知る通り、このオーディオエンハンサーは6ドルで売り出す予定でしたし、あまつさえ、登録商標「™」まで取ろうと真剣に検討しておりました。それを無料開放する意図、真意とは?

シンプルです。僕だったらどう思うか、と考えました。
6ドル、800円くらいか。ちょっと高いな。で、買いました。感動的な音質でした、でもお金を払っているので、感動は無料に比べて薄れます。
友人がヘッドホンでそのサウンドを聴いて「紹介して」と言いました。
6ドルだと言ったら、残念そうな顔をされました。

無料でした。開発に6年かかったといいます。喜んでダウンロードしました。感動的な音質でした。無料なのでさらに感動が振り切れました。
友人がヘッドホンでそのサウンドを聴いて「紹介して」と言いました。
URLを教えました。友人は言いました。「ありがとう。他の友人にも紹介する。」

その差は歴然としています。僕はここで確信しました。
やはりビジネスは本質的に悪である、と。
LinuxやそのライセンスであるGPLなどは、コピーレフトの精神に準拠しています。

本当に良いものが作れたなら、それでお金儲けをせずに、人類の共有財産とすべきである、そういう思想がLinuxの世界の根底に流れています。

僕はそれに喜んで従うだけです。

行け。フレイヤ・イグニション。

高めに見積もって、総制作費1200万円(音楽とパソコンに関する経験値を得るために今までかかったと思われる推定の金額)、開発に6年間をかけたオーディオエンハンサー「Freja Ignition」+それが動作するOS「MX Linux Freja Respin Storyboard NEO」。

無料で開放します。

行け、僕の最高傑作。
その才能で、この病める世界を照らすんだ。

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