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階下にて
指馴らし(準備運動)がてら少し書こうかと思う
今年の抱負というものを聞かれたときに誰しも外行き用と屋内に大事にしまっておく用があると思うんだけど、今年の僕の屋内用の抱負は二作品とりあえず仕上げること
ここでも書いたかもしれないけど、ここ九年頑張ってきたものが少しだけ見えてきたのかもしれない
いわゆるパワーワードってものが自分にも降ってきたらしく、去年はそのタイトルだけで少しだけ読んでもらうことが出来た
んで、今それと過去に書いた恋愛ものを書いている
恋愛ものっていうか、難病もの?
難病もの、なんか売れそうだし……、過去の作品を見る限り売れたときの爆発力がすごい
是非ともあぁなりたい
自室にこもって地道に書くのもいいのだけど、両親の面倒も一応みとかないとと階下にパソコン持ってきた
寝たきりではないんだけど、ちょっとコミュニケーションに難があるので
去年は結構自分が好きなものを盛り込んだ作品を公募に出してみたのだけど、どうやらそれもなんら評価も得ることが出来なさそうだ
なんか、ユーチューブ配信されてる雑談みたいなやつで僕が書いた作品とは全く関係のないテーマの作品を話し合ってた
まぁそんなもんだろ
幾千もの人たちに刺さるものを作るのは難しい
ならばせめて自分一人にでも刺さるものが書けたのであればきっと合格だろう
今年で筆を執ってから九年になるらしい
九年って言ったら小学生だって成人して働く大人になるのに十分な時間だ
その間僕は、誰に読まれるでもない文字をただただ綴ってきた
死ぬ気で何かを変えるような気力ってものを努力というのであれば、きっと僕にはそれができない
一日何時間もパソコンを開いてはキーを叩く
そんな真似出来たら、もしかしたらもっと違う九年になっていたのかもしれない
逆にそれができなかったからこうして九年という月日を無下にしてきたのかもしれない
でも、仮にそれができたとして結果なんてわからないのだから、一新月歩でも牛歩でも、たまに数歩戻ろうともしがみついている限りいつかきっと何かできる
たとえ誰がそれを信じていなくても僕だけは僕を信じよう
それが九年間の答えだ