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編むということ

シェアカフェ&アートギャラリー ウナ・カメラ・リーベラ に出店されていた手編みニット作家の目黒鈴子さんにぬいぐるみサイズの靴下(みみした)を作ってもらいました🌼

編み物初心者だったけど、くさり編みとこま編みも教えてもらって、ちょっと編んでみた🧶

前から、にょろちゃん、ぷぷ、シュールクリーム先輩(ぷぷはかかとが黄色くなってる青い靴下をみみしたに)
もうすぐクリスマス…

鈴子さんの編み物教室は、ねずみのチュウ子さんが小動物サイズの料理を出してくれるお店「チュウ子さんのお店」に来店したことがきっかけで知ったのですが、ぬいぐるみサイズの帽子やマフラーも作れるとのことで行ってみることに🧣

ぬいぐるみを温かくやさしく包むニットの小物があったら嬉しいな、と思っていたところで。

シュールクリーム先輩は靴下、ぷぷはあしがサイズ合わなかったのでみみしたを履いてふゆじたくを整えました🧦

手作りの温かみを感じられるところが、編み物のよさ。

でも、不器用なわたし(たち)には、こま編みは難しく途方に暮れてしまいました…😵‍💫

編み物の法則に数字が絡んでくると一気に頭がこんがらがってしまう。今回は手編みだったけれど、全体的に機械の構造を習得するのが苦手。
(そういえばミシンの糸掛けもなかなか覚えられなかった…)

人形劇団を自称していて、じぶん(たち)で人形を作っていきたいのに、人形やぬいぐるみを作るのに役立つ手芸が下手という…

昔から、美術や技術の授業では作品がなかなか終わらず居残りをしていたものでした。
(理科の実験も苦手だった)

でも、チュウ子さんも応援してくれてるし、鈴子さんは根気強く手で糸のかたちを見せてくれたり褒めてくれたり図を書いてくれたり、お家でやっていてわからなくなったら電話してもいいですからねと言ってくださったので、がっかりさせないようにと思いながら…

応援してくれてるチュウ子さん

正直、シュールクリーム一座に編み物の才能はないと思ったし、苦手な分野かもって思っちゃったけど、それでも幸せな時間を過ごしました😌

それは、鈴子さんのお人柄と人との繋がりを大切にするカフェのお陰だと思う。

6歳から70代の現在まで、編み物を続けていらっしゃる鈴子さん。
チャーミングでパワフルな鈴子さんは、常に好きなことに向かって挑戦をし続けている…。
年齢不詳、エネルギーのつよさ…。
(ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会の支援メンバーとしても活動されている)

やっぱり、これだ!と思うものをみつけてそれを守っていられる人はつよい。

誰のものでもない、じぶんの心に従って生きられること。

そんな鈴子さんを、うらやましくも思いつつ。

          💐

あと印象的だったのは、「編み物は編み物だけじゃなくて、人との繋がりとか、編み物以外のことも呼び寄せてくれる…世界が広がることがうれしい」というふうに言っていたこと。

鈴子さんにとって編み物は、じぶんの作品を創るだけではなくて、関係を、絆を編むものでもあるのです。

編み物をやってきてなくても、そこには共感するものがあるなぁ。

わたし(たち)も、にんぎょうを通していろんな関係を紡げることがうれしい。

今はインターネットでいろんな情報が手に入るし、編み物だけを学ぼうと思ったらそれは家にいてもできることなのかもしれない。

でも、そのときシュールクリーム一座が求めていたのは、編み物の技術よりも、この場所とひと(にんぎょう、ぬいぐるみ)が編んでくれるあたたかい繋がりでした。

「やっぱりいちばん最初に教えてくれた人がよかったのよね」という鈴子さんの言葉は、大好きな小川洋子さんの小説「猫を抱いて象と泳ぐ」にも通じるところがあってハッとしたり。

(小説の中の老婆令嬢のセリフ:「あなたに初めてチェスを教えたのがどんな人物だったか、私にはよく分かりますよ」(中略)「できれば私も、あなたの先生のような方にチェスを教わりたかった。あなたのチェスは、相手にそう思わせるようなチェスね」)

国立本店のミーティングで、おもいうかべた「字」でおはなし「字己紹介」をやったときのもの。

「編む」というイメージに惹かれている。
編む、紡ぐ、繋ぐ🎗️みんな糸に関わるもの。

編み物自体は続けられる自信ないけど
(スミマセン)
シュールクリーム一座も、わたし(たち)なりの方法で、何かを編んでいきたいとは思う…

編み物教室のあとチュウ子さんのお店で激励会。


P.S. 実は編み物は、シュールクリーム一座の人間メンバーが大きな人形劇団に所属していたときに苦い思い出があって、編み物に対して苦手意識すらあったのですが…今回チュウ子さんに見守られて、鈴子さんに教えられて、その苦い思い出も編み直すことができたような、そんな気がします。

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