社会保険労務士試験は運ゲー?!の巻【奇祭?調査祭後編】
そして労一へ。
まさかの、全問調査名称しばりでした。いわゆる、「労働力調査」「賃金構造基本統計調査」などと言った厚労省が行っている調査たちのことです。
一問のミスが他に影響してしまう恐ろしい出題形式。
結論から言うと、0点が多数いたとかいないとか、、、
かく言う私も、二問しか確実にわかるものがありませんでした。
中に「五年ごとに行われる調査」的な記載があり、同じ五年ごとの「国勢調査」を語群に混ぜてくる始末。その年が該当年でしたので意地悪なトラップです。
今から思えば「国勢調査」がテキストにでてきたこともないのに、「五年ごと」というワードだけで「もしかして!!!」と数分無駄にし、最後の一秒まで選択群とのにらみ合いが続きました。
選択式終了後は一年前の号泣おじさんよろしく、「落ちた。。。」と確信しました。
午後の択一を受けずに帰ろうかな、、、
いや、一応受けるか、、、
い~や無駄だ、帰ろ!!
いやいやいやいや、奇跡が起きるかもしれない!受ける!!!
と葛藤するほど混乱していました。
そんな精神錯乱状態だったせいか(おかげで?)、皮肉にも択一はリラックスして解けたと思います。
その後も落ちていることを確信していたので、自己採点することなく、とにかく明るく現実逃避の日々を過ごし、合格発表当日を迎えました。
(安心してください、合格してますよ♪)
当日は朝一の官報発表も確認せず、一日仕事をし、晩御飯も食べ終えた頃、19時半におそるおそる合格発表ページを見に行きました。
ズラッとならぶ番号たちの一番最後に、キラリと光る番号がありました。
おや、えるぼしか?と見間違えるほどに、本当に、本当に、光って見えました。若干フォントサイズもでっかく見えた私の受験番号。きっと涙が虫眼鏡になったのでしょう。
なぜか娘たちも静かに泣いています。
「迷惑かけたね、ありがとう!!」
泣きながら感謝の気持ちを伝えました。
一年前の悔し泣き、今回の嬉し泣き、どちらも一生忘れられない涙です。むしろ一年前、落ちたことは必然だったのかもしれません。運ゲーといえども、やはり実力が伴ってこそ、最後の福引きガラガラを回せるのです。
ちなみに、調査名称は五問中四問の正答で、労基の文法問題(?)も合っていたようです。選択と択一トータルで、昨年を上回る得点で合格することができました。
その後、現在の事務所に転職し、社労士として新たな職業人生を歩み始め、今に至ります。社労士三年生の私はまだまだ未熟者ですが、周囲の支えにより日々頑張ることができています。
しかし、社労士受験を経て今、資格を持って働くことの難しさを痛感しています。受験前は、資格さえ取れば、、、と甘く考えていましたが、実際は、その資格が重荷になり自分をとても苦しめます。
半面、責任やプライドになり、自分自身の成長を止めない大きな原動力になっていることも事実です。
これからも初心を忘れず、いつか、プラチナえるぼしに負けないぐらい、社会の中で光を放てるよう、日々精進していきたいと思います。
以上をもちまして、「社会保険労務士試験は運ゲー?!の巻」は完結です。
読んでいただき誠にありがとうございました。