社会保険労務士試験は運ゲー?!の巻【伝説のえるぼし回!後編】
午前の選択式が無事終わり、昼食を食べていたら、人目も憚らず泣きながら電話しているおじさんを見かけました。おそらく、電話の相手は職場の上司。勝手な見た目のイメージ、5回目の受験生風。
早々に選択式の答え合わせをして、択一の結果に関係なく落ちていると確信したのかもしれません。
実に無念ですね。きっと「えるぼし」の犠牲者に違いありません。
そんなおじさんを尻目に、大きなヤマを越えた私は、ちょっぴり心に余裕がありました。漠然と、「落ちるなら選択式だ!」と思い込んでいたので、択一は楽勝だと完全に油断していました。
午後も無事終わり、やり遂げた清々しさをまとい、会場だった大学構内を闊歩していたら、こんな会話が聞こえてきました。
「昨年は、択一の合計はOKだったのに、科目で一点足りなくて落ちたんだよ、、、云々」
それはきつい 笑、ダサいダサいって心で呟きました。
先に言います、フラグです。
翌日、通っていた学校に行き、ドキドキの自己採点です。
筆記はないので、自己採点でほぼ合否がわかります。
直前模試でも常に合格圏内でしたし、晴れやかな表情で入ってきた私の姿をみて、学校の皆さんはさぞ安心したことでしょう。
選択式は労一、社一それぞれ3点、それ以外は満点で、予想通りかなりの高得点。この時点で、目から涙が溢れていました。
鼻息荒く、択一式の自己採点に移り、折り返しの一般科目まできたところで、様子が一変します。
あれ?あれ、、、え、、?とみるみる目玉が涙を吸収していく感覚がありました。
たった四つ〇があればいいだけなのに、最後の〇ができず、次の科目の採点に移りました。
不穏な空気のまま最後まで採点し終え、結果、一般3点を含む合計49点というまぁまぁな高得点でした。おそらく合計はクリアしているでしょうけど、、、一般3点?
その後、何度か一般の採点をし直しましたが、結果は同じでした。
それはないわー 笑、ダサいダs、、、
って昨日のフリがこのオチに繋がっていたのですね。フリを作ってくれたどこかの誰かさん、ありがとう。泣
笑顔で見守っていた学校の皆さんも、凍りついていました。夏なのに。
その日は人生初の悔し泣きをしました。
合格発表までの数か月、各学校が予想する救済情報をパトロールする日々が続きました。ダサすぎます。
合格発表当日、案の定、「えるぼし」の社一に救済が入りました。これぞ社労士試験が運ゲーと呼ばれる所以でしょう。
5点満点中、3点とらないといけないところを、2点で良いことになる措置が存在します。
原則通りに合格した人からしたら、はぁん??っていう制度です。
まぁ、私の場合、原則通りに不合格になってしまったので、単純に救済で合格した人がうらやましかったです。
余談ですが、一昨年(2022年だったかな?)は5点満点中、1点で良いというふざけた救済が入りました。そんな問題作るなよ、って言いたい。
そして旅はつづくのです、、、次回「社会保険労務士試験は運ゲー?!の巻【奇祭!調査祭編】」で完結です。