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23/7/10(月)「ETF捻出売り2日目」
米 3指数の値動き(7/7(金))
雇用統計が発表された。非農業部門雇用者数は前回(30.6万)、予想(24.0万)から見て下落。20.9万人であった。失業率は前回(3.7%)から下振れし3.6%であった。しかし、平均時給が前回(+0.4%)、予想(+0.3%)に対して+0.4%と依然として高い水準である。
雇用統計に結果を受け、大きくGDした3指数であったが底を付けると一気に上昇した。長短金利も雇用統計に結果を受けて一時は下落したものの、引け時には全戻しする結果となった。
3指数は揃って小幅下落となった。
SP500業種別
11業種中5業種上昇。エネルギーが+2%超の大幅上昇。素材、資本財などが次いで上昇。景気敏感株が買われる展開となった。7/7に+2.5ほど上昇したWTI原油先物がエネルギー株上昇の要因ではないか。
一方、生活必需品、ヘルスケアなどのディフェンシブ株、公益事業やコミュニケーションサービスなどハイテク株で様々であった。GAFAMの中でAmazon以外は下落に転じた。
日本相場 振り返り
3指数揃って下落した。日経平均は下位足15分足で白色チャネル中を上下する展開。10:30の中国CPI、PPIともに景気に対してはマイナスと受け取られる結果であったことを受け日経平均も大きく下落する展開となった。
(中国経済は利下げを行っていることからもわかるようにデフレに転じようとしている。不動産新規開拓の弱さ、欧州景気減速による輸出停滞など原因か)しかし、前場後半、後場寄り付近でダブルボトムのような足型を付け、一時上昇に転じた。ETF捻出売り圧力を利用したショートの買戻しが入ったか(?)
TOPIXも一時プラ転するものの、5DMAに反発し下落に転じた。
大型と小型の騰落率を見ると大型は-0.72%に対して、小型は+0.06%とETF捻出売り圧力は小型よりも大型に集中していることが分かる。
金曜日の米国株ではエネルギーセクターが上昇していたのと同様に、日本でも鉱業が上昇トップに。また、3位の小売業は良品計画が好決算を出したため大きく上昇することになった。原材料費高騰を価格転嫁できたことや、国内は計画未達であるが、中国での売上が計画超過したことが原因にようだ。
反対に、値下がりは海運であった。日経平均が軟調である日は強い傾向が直近あったにもかかわらず本日は下落した。次いで輸送機器。7/7に円高方向に振れたこともあり円安恩恵銘柄筆頭である自動車産業が下落。
日経平均空売り比率は48.3%とここ3・4日で急上昇した。日経平均日足レベルで25DMAを割ったことで投資家の心理状況が変わったのかもしれない。
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日経平均 15分足
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