むかし、旅をしていた神さまが、人間の町に一晩泊まることになりました。 まず大きい家を見つけたので、戸をたたくとお金持ちの主人が出てきました。 「一晩泊めてくださらんか」 神さまがいうと、主人は、 「あいにく部屋は全部いっぱいだ」 と答えて、戸をピシャリとしめてしまいました。神さまはそまつな服をきて、見るからにお金を持っていなさそうだったからです。 そこで神さまは、その向かいにある小さい家の戸をたたきました。 小さい家にはまずしい夫婦がすんでいましたが、神さまをすぐ
むかしむかし、ペルシャという国にアリババという若者がいました。 ある日、アリババが森へ木を切りにいくと、なにやら奥の方から声がします。そっとのぞいてみると、大きな岩の前に、たくさんの荷物を持った40人の盗賊たちがいました。 その親玉らしい男が、大声でさけびました。 「ひらけ〜、ゴマ!」 すると、岩がスウッと開き、目の前にほら穴があらわれました。盗賊たちは、穴の中に荷物をしまって、帰っていきました。 アリババも、おそるおそる真似をします。 「ひらけ〜、ゴマ!」 同じ
むかしむかし、ネコとネズミがまだ仲良しだったころのお話です。 ある日、ネコとネズミが楽しそうに遊んでいるところへ、ニワトリとイタチがやってきていいました。 「一緒に遊ぼうよ」 「もちろんいいよ。みんなで遊ぼう」 ネコとネズミとニワトリとイタチは、みんなで仲よく遊ぶことにしました。 しばらくすると、 「あ〜お腹がすいてきた。2階にかざってある、お供えもちを食べようか」 と、ネズミがいいはじめました。 「そうしよう!そうしよう!」 みんな大よろこびです。 そして、
むかしむかし、ある森の近くに、小さな家がありました。家の前には、小さな白いバラの木と赤いバラの木が一本ずつ並んでいます。そこには雪バラと紅バラという、仲のよい姉妹が、お母さんと暮らしていました。 ある寒い冬の晩。トントンと、家の戸をたたく音が聞こえます。 「だれかが雪に困っているのかしら」 お母さんが戸を開けると、なんと、大きなクマがたっています。3人はびっくり。でもクマは、ブルブルふるえながら言いました。 「寒くてこごえそうです……。ちょっと火にあたらせてもらえませ
むかしむかし、京都の安国寺というお寺に一休さんという小僧さんがいました。一休さんはとんちが上手で、和尚さんでさえ、かないません。 一休さんのとんちの凄さは、たちまち都の人々の間に広まりました。 あるとき、このうわさが将軍さまの耳に入りました。 「一休のとんちがどれほどのものか、一度あって話をしてみたいものだ」 さっそく将軍さまは、一休さんをお屋敷に呼び出すことにしました。 将軍さまのおつかいの人が、お寺まで一休さんを呼びきたものですから、和尚さんはびっくりです。
むかしむかし、あるところに、まずしいけれど仲のいい、おじいさんと、おばあさんがすんでいました。 ある日、おじいさんが、山へしばかりにいくと、どこからか、かけ声が聞こえてきます。 「よっしゃこい、よっしゃこい」 「はて、なんじゃろう」 おじいさんは、不思議に思って、声のする方へ見にいきました。すると、藪の向こうで、やせたネズミと、よく太ったネズミが、すもうをとっていたのです。 「よっしゃこい、よっしゃこい」 かけ声を出して、2匹はぶつかりあいます。 「おや、やせたネズ
むかしむかし、あるところに、やさしい女の子が、お母さんと2人きりで暮らしていました。 家はまずしく、ある日とうとう食べるものが何もなくなってしまいました。 食べものを探して、女の子は町はずれの森にいきました。するとそこにいたおばあさんが、突然女の子に話しかけてきました。 「やさしいお嬢ちゃん、食べものを探しにきたんだろう?さあ、このふしぎなお鍋を持っておいき。これさえあれば、もう食べものに困ることはないよ」 「ありがとうございます。でも、どうやって使えばいいの?」 「
むかし、越後(現在の新潟県のあたり)というところに、良寛さまいうお坊さんがいました。 良寛さまは子供の頃から、人がびっくりするほど素直な人でした。 たとえばある時、良寛さまはお父さんをにらみつけたことがありました。すると、 「そんな目をするとカレイになってしまうぞ」 とお父さんにしかられてしまいました。 その日、夕方になっても良寛さまは家に帰ってきません。みんなで探し回ると、海岸の岩の上に座っているのが見つかりました。 「そんなところで何をしているのだ」 と聞か
むかしむかし、琵琶湖という湖のそばに、源五郎さんという人が住んでいました。 源五郎さんは、ふしぎなたいこを持っていました。このたいこをたたきながら、 「鼻、高くなれ」 というと、鼻がどんどん長くなり、 「鼻、低くなれ」 というと、鼻がどんどん短くなるのです。 ある時源五郎さんは、いったいどこまで鼻がのびるか、ためしてみたくなりました。 源五郎さんは上を向いてねころがり、たいこをたたきはじめました。 トン、トン、トントコトン…… 「鼻、高くなれ。鼻。高くなれ」
むかしむかし、あるお城に、女の子が産まれました。色白でかわいらしいことから、『白雪姫』と名づけられましたが、お母さまは、すぐに病気で死んでしまいました。 お城には新しいお妃(おきさき※王様の妻)がやってきました。お妃は、毎日ふしぎな鏡に話しかけます。 「鏡よ鏡。この世で1番美しいのはだあれ?」 「それは、このお城にすむ白雪姫です」 怒ったお妃は家来を呼びつけました。 「白雪姫を森へつれていって殺しておいで!」 しかし、それをかわいそうに思った家来は、白雪姫を森の奥
ピョン、ピョーン。ウサギが、楽しそうに草原をかけ回っています。ウサギは、足が速いのが自慢です。ピョン、ピョーン。 そこへ、ゆっくり、ゆっくりとカメが歩いてきました。 「やあ、カメくん。あいかわらず、きみは足がのろいなぁ。この世の中で。きみが1番のろいんじゃないかい?」 ウサギは、ちょっとばかにしていいました。 ウサギの言葉を聞いたカメは、しばらく考えこんでしまいました。周りのことなど、気にしたことがありません。自分がのろまだなんて、思ってもみなかったのです。 「そ
むかしむかし、あるところに、石をつみあげて作った古い井戸がありました。中の水はずっとむかしにかれており、その中にウードレットという名前の女の子がすんでいました。 とてもつめたくて、うす暗い場所でした。 「神さま。いつもありがとうございます。おめぐみに感謝しています」 ウードレットは毎日、神さまへのお祈りをかかしたことがありませんでした。 「ウードレットよ。元気かな?」 ある日、神さまがおたずねになりました。 「はい、いつもおめぐみに感謝しています」 「井戸の中で
むかしむかし、まだ人間もこの世にいなかった、ずーっとむかしのお話です。 ある年の暮れのこと。神さまが、山の上から、ふもとの動物たちを見ていいました。 「そうじゃ、来年の正月からは、みんなに何か決まった仕事をあたえるとしよう」 神様はさっそく動物たちに次のように知らせました。 『一月一日の朝、わたしのいる山へきなさい。先にきた者から12番目までを順番に、その年の王さまとしよう』 動物たちはみんな大はりきりです。 ところが、のんびり屋さんでねぼすけのネコは、
ラフタークレーンの 燃料フィルター ウォーターセパレーター交換について。 自分の記録用として書きたいと思います。 オペさんの参考になれば… 今回はKATOの25tラフター KR-25H-V8 で交換を行いました。 交換の頻度はエンジンオイルエレメントと同じ500hrとなっています。 それではやっていきます❗️V8のフィルターはバッテリーのすぐ近くにあります。 準備するものは 燃料の受け皿新しいフィルター(Oリングも入ってます)フィルターを外すための専用レンチソケット
noteはじめてみました。 手探りですが、よろしくお願いします❗️ なんでも気軽に投稿できれば… 最初は庭から見えたいつかの夕日 をのせてみました❗️ 古い携帯からの写真なのであまり映りはよくないですが。 このグラデーションが好きです。