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年末ソロキャン~まったりクリスマス編

さて、ようやく晩飯まで話は進む。

Xmasキャンプ♪なんて気負ってみたものの、飾りつけまでやるつもりは最初からなかった。
ラブラブ彼女とのデュオキャンならともなく、Xmasもとっくに過ぎた28日の夜に、オヤジソロキャンのテントが電飾でキラキラしてサンタやトナカイの置物がテント周りに置いてあったりしたら哀しみ以外に何もない。

とりあえずは暖を取る目的もあってシチュー。Xmasぽいし。
ケンタッキーはアルミホイルに乗せて温めてみたけど失敗。
皮がくっついちゃって美味しい周りが無くなる始末。

暗すぎて(笑)動画から抜いた静止画だから。なんだかまったくわからんね。

ビスケットも同じようにやったけど焦げた(笑)

一応完成したのがこちら(ビスケットはまだ薪ストーブの上だった)

なんだこれは?草 あたしんちの普段のご飯よりしょぼいわ~

なんて言う輩には、フライドチキンの骨を投げつけてやる。
(カメラで撮影するとこんなに明るく撮れる、同じ照明・テント内すよ)

それにしてもひどい(笑)映え要素ナッシング。
い・・いちおーキャンドルぽいモノはクリスマスのつもり・・・・・・。
キャンプ飯でこんなに映えない飯を堂々と載せてる人は居ないんじゃなかろか。

メリークリスマス、俺。

と独りでサーモスのグラスに注いだマルエフビールをぐびぐび飲み干す。

ご夫婦でデュオキャンされてるテントから聴こえてくる楽しそうな嬌声や
(決してうるさくなかったですよ)、割と近くでテント張ってるソロ男子二人の話声を聴きながら(気さくな二人でしたよ)、

温まりきっていないケンタッキーと、まだ芋も人参も硬めのシチューと、
焦げたビスケットにシロップかけて・・・これ旨いよね・・・鼻をすすりながらXmasキャンプの目的は果たしました。

あっ、もちろんクリスマスケーキだって食べました。

映えねぇぇぇ・・・・・・。
これビデオで撮影しながら、

We Wish You a Merry Christmas、We Wish You a Merry Christmas♪

なんて小声で歌ってたんすよ。無意識に。
再生して気がついて涙が止まりませんでした(笑)
全米が泣くわ、このシーン。

そんなことをしてたら、うっちぃさんとヨッシーさんが知り合いの方の手作りだという「ゆず酒」とお菓子を持って様子を見に来てくれた。
慌てて涙を拭くわたくし。

寒いのでテントの中に入ってもらって、結構長い事お話してました。

ここのキャンプ場のプレオープンまでのお話や、お仕事の話や、佐野市の魅力や(笑)そんな話。

ここbird-bellさんのコンセプトを公式サイトから引用させて頂くと、

私たちが他のキャンプ場を利用する時、周囲のキャンパーが騒がしくないか不安になることが数多くありました。BBをオープンするにあたり、そんな不安のない誰もがゆったりとした癒しの時間を過ごせるような、そんな場所をご提供したい。「BBなら間違いない!」、そう思っていただけるようなキャンプ場を目指し日々進んでいます。

Camp Grand Bird Bell 公式サイトより

お二人とも元々キャンプをされている方なので、キャンパーの気持ちがお分かりなのだ。

「バードベルの決まりごと」として、ルールが公式サイトに書いてあるけど、普通にキャンプを楽しむ人から見たらごくごく当たり前のこと。
「ルール」なんて堅苦しいものではない。基本中の基本。言ってみればマナーの範疇だ。

bird-bellさんが正式にオープンしてもここは守られることと信じたい。

これが窮屈だったりもっとバカ騒ぎをしたい人たちもきっと居ると思う。
そういう方たちは、そういうことが出来るキャンプ場に行けばいいのだ。

この日は計4組+ファミリーエリアに1組。
隣の兄ちゃんたちや、少し離れたサイトから聞こえてくる声はいいスパイスだった。
野犬の唸り声よりも安心だし(笑)

独りになって、頂いたゆず酒のお湯割りを楽しみながらラジオをつけた。
山の中なので拾えた周波数はAMの国営放送のみ。

モノラルのスピーカーから聴こえてきたのは、
ジョン・レノンのイマジンだった。
あぁ・・神様はこのさみしいオヤジのXmasに彩りを下さった。

足を投げ出して、五本指靴下ではっきり見える指を動かしながらイマジンを口ずさむ。

曲が終り、感情の乏しい女性アナウンサーの声を聴きながら、私はこのまま寝落ちした。

まだまだつづく


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