「Bray me」のこと
これは何なのだろうかと思った。
カッコ良すぎじゃないか。
バンド名は「Bray me」。
もしかして今の日本にはこういうバンドがゴロゴロ存在しているのだろうか。
もしそうなら日本の音楽シーンは相当見込みありだ。
仕事をしていた頃はあまりの過酷さにうんざりして、毎日乃木坂46を聴きながら酒を飲んでいた。
無職になった今、Bray meのストレートな曲が心に突き刺さって酒が進む。
優劣の問題ではなく、どちらも私に必要なものに違いない。
乃木坂46は身体を通り抜ける風のようだった。
Bray meの身体に突き刺さるような感覚はとても懐かしい。私の身体はまだその感覚を覚えてくれていた。まだ見たい風景がたくさんあることを思い出した。
宇宙の果てから私だけのために届けられたようなものたち。
それが音楽でも文学でも料理でも恋愛でも、いつもホンモノはそんな顔で現れる。
Bray me、久々なやつら。