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教師としてのやりがい

私が思う教師としてのやりがいは、子供の成長を間近で見られること。これに尽きる。きっとこのような質問をされたほとんどの教師がそう答えるであろう。しかし、やはり行き着くところはそこなのだ。
例えば、逆上がりができない児童がいたとする。その子が一生懸命練習して逆上がりができた瞬間に立ち会い、すてきな笑顔を見る。自分の練習の成果なのに、「先生が練習に付き合ってくれたおかげでできるようになりました」なんて言われた際には、涙が溢れる。
そんな瞬間が毎日のように起きるのがこの教育現場なのだ。
ドラマよりもドラマチックなことが起きる現場で日々子供たちと過ごすこの空間は、きっとやりがいと呼べるだけの価値があるはず。
さらに、保護者や子供たちからの感謝の手紙など、自分が必死に子供たちのために考え抜いた日々が形として現れたときの達成感。これほど充実した日々を毎日送ることができるのは教師の醍醐味だと感じる。
だが現実問題、残業時間の超過や残業代が出ないなど、教育業界全体で問題と呼べるものがあるのは確かだ。文句を言いたくなる教員の気持ちも分かる。吐き出したい気持ちも分かる。
しかし、そういう人たちにはぜひ思い出してほしい。壁を乗り越えようと努力する子供たちの姿、一緒に遊んでいる時の笑顔。きっと教員になった人たちは、たくさんの志をもっていたはずだ。
この私のnoteで教師に少しでも興味がわいたり、もう一度頑張りたいと思ってくれたら幸いだ。
次回は私の働き方について紹介したい。

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