強すぎる数え歌、無遠慮な虹
幼い頃に祖母が、なにか時間付き期限をつけて急かすとき
例えば私が部屋を自分の玩具で乱雑に扱い、目も当てられない状態にした時などに、お片付けを子供に促すため、やさしく数え歌を歌ってくれていた、その歌には不思議な抑揚があり、テンポがあり、歌詞は方言だろうか、よくわからないが、なにか気持ちを整理させ乱雑なものを片付けたくなるものだった。
私は気に入って、その歌を教わりたく祖母にせがんだ。
だが祖母はその歌を正式には教えてくれなかった。
強すぎる数え歌だからだと、良いものも悪いもの