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瓶割りせんべい
戦国武将「柴田勝家」にあやかったお菓子
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福井の観光名所、北ノ庄城址。
その城主が、織田信長に仕えた戦国武将、柴田勝家公です。
柴田勝家は、織田信長の筆頭家老で、越前北庄城の城主として知られている。
元亀元年(一五七〇)織田信長は、守護大名六角氏の治める南近江に侵攻し長光寺城を攻め落とした後、柴田勝家を配置した。
その後、六角氏は長光寺城を奪還すべく大軍で攻め寄せてきたが、勝家は籠城して必死に耐えた。
しかし、その間に水路を絶たれ絶体絶命の窮地に追い込まれた勝家は、兵に瓶の中の水を飲ませた後、瓶を割って己の邪念を打ち砕き、強い信念で皆を奮起させた。
結果、背水の陣で挑んだ勝家は六角氏を打ち破る。
この戦いでの逸話が「瓶割り柴田」の異名となって後世に語り継がれている。
お菓子(せんべい)となって誕生しました。
せんべいは瓶型で、勝家公の家紋、二つ雁金紋の焼印があります。
同梱されている鉾を使って、勝家公と同じように割って食べるのが流儀で、割ったカケラは大切な人と一緒にどうぞ。
瓶割りの水のように、同じせんべいを食べることで絆も深まりそうです。