おもしろ韓国語 014 이에요と예요
よく~이예요,~에요と書く人がいますが,厳密には間違いです。この~이에요の이は,~이다(~である,~だ)の이と同じ意味のものです。
~예요は~이에요の縮約型で,前に来る名詞が母音で終わる場合に使います。
사과예요,의자예요,김치예요,친구예요……といった具合です。
そして~이에요は,前の名詞が子音で終わる場合に使います。
책이에요,밥이에요,학생이에요,일본이에요……といった感じですね。
どうですか。~이에요と~예요の違いがわかりましたか。
ここまでは簡単です。では次の例を見てみましょうか。
(A)우리 아기 이름은 미란이에요.
(B)우리 아기 이름은 미란이예요.
さて,どちらが正しいでしょうか。
「前の名詞が子音で終わっていますから,当然(A)です!」という方は手を上げてください。
また「ぼくは,(B)の미란이예요が正しいと思います」という方も手を上げてください。
正解を発表しましょう。(B)の미란이예요が正解です。
ではその理由は?
文の構造を考えてみましょう。名前が子音で終わっている場合は,미란이는,미란이가,미란이와, 미란이를, 미란이도というように「名前+이」をつけて言います。ですからこの文は「미란+이에요.」ではなく「미란이+이에요.」と考えられます。そして,この「미란이+이에요.」の後ろの이에요が縮約形になって미란이예요になるのです。
ということは,人の名前を言うときには,母音で終わっていても,子音で終わっていても「名前+예요.」ということになりますね。
정희예요/두환이예요/태우예요/영삼이예요/대중이예요/무현이예요/명박이예요/근혜예요/재인예요/성열예요
これは過去形の時も同じです。미란이+이었다の이었다が縮約形になって미란이였다となりますので,미란이었다は間違いです。
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