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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル リメイク挑戦

映画が始まってすぐ、「あっ、柳の下のドジョウ作戦のディズニーだったんだ」と気が付き、スターウォーズの時を思い出しちょっと悪い予感を感じました。で感想というと、一応楽しませてもらえました。いえ、決して嫌いじゃないです。ちゃんと、インディ・ジョーンズでしたし、映像は金を掛けているだけに、素晴らしい物でした。エピソードは、スピーディで堪能できました。
ただ終わった後の感想として、ちょっと違和感を感じるところがありました。一つは、あまりに簡単に善人が理由もなく殺されること。レナルド(アントニオ・バンデラス)さんなんて、何で殺すの!次に微妙にハッピーじゃない(息子の死、この映画としての必然性がない)こと。そして、ストーリーが結構雑なところ、例えば、モロッコのエピソードの理由が全く理解できませんでした。
終わり方も、何とも工夫のない終わり方で、最後のマリオンとの和解だけが和むエピソードでした。
私は、映画鑑賞中に、ダイヤルがタイムマシンだと判ったとき、あっ、これはタイムパラドックスの妙技が堪能できると期待したんですが、それもありませんででした。ロバート・ゼメキスならきっとそうしたと思いますね。
で、頑張って、妄想リメイクに挑戦してみました。
リメイクは、終盤、ヘレナがインディを気絶させる直前からだけです。お楽しみください。

妄想リメイク


インディは、彼を連れ帰ろうとするヘレナを逆に殴って気絶させ、テディに彼女を託す。
そして、必死に手紙を書きあげるとアルキメデスに託し息絶える。
アルキメデスは、自分用の棺に彼を埋葬する。このとき、彼の帽子と鞭を模造して、一緒に棺の中に納める。
そして、ダイアルを操作して、1944年のあの場面の直前に戻り、列車の中でロンギヌス槍の下にダイアルの片方を隠す。
そして、列車を降りて森の中でバジルを見つけ、カバンの中にその手紙と彼の帽子と鞭を入れると必ずインディに手紙を読ませろとバジルに伝える。
こうして、最初の活劇が再開し、最終的にユルゲンは汽車から放り出され気を失うが、そこにアルキメデスが現れ、ダイアルの片方を置いて立ち去る。
丁度そのころ、インディは、何故か帽子と鞭が二組になっていることを不審に思いながら、手紙を読み驚愕して熟考する。
その手紙の内容を心に刻みながら、息子マットが従軍しようとしたとき、この戦争に正義はなくかつアメリカは負けると熱弁し、それでも行こうとするマットの後ろ姿に行けばお前は死ぬ叫ぶ。マットは遂に従軍を諦める。
やがてインディの定年退職の日ヘレナが現れる。インディは彼女に隠し持っていたダイアルを渡し、モロッコで競売に掛けろを伝える。
一方、大学に現れたユルゲン達は、一時休暇でドアが閉じられていることを知り困惑する。理由は、退職の日とアポロ宇宙船の凱旋パレートが重なっていたので休暇にするようインディが要請したからだった。結果、あの惨劇は起こらかった。
モロッコで、ヘレナがダイアルを競売にかけるとユルゲン一味がそれを落札する。インディも密かにモロッコに来ていて、ヘレナとユルゲンの行動を追い、彼らがナチスの飛行機で離陸することを確認すると、インディ、ヘレナ、テディの3人でギリシャに向かい、レナルドとともにエーゲ海に戻り、グラフィコスを見つける。ユルゲンは現れず悲劇は起こらなった。
そのグラフィコスを使ってシチリア島のアルキメデスの墓にたどり着き、中を開けると遺体の残骸があった。インディは、その姿が自分だと判っていて静かに朽ちた帽子と鞭の上に自分の帽子と鞭を置く。
旅から戻ったインディをマリオンが迎えた。二人は抱擁する。この世界では二人の危機は回避されていた。アメリカのロケット開発の貢献者はフォンブラウンに変わっていた。
自宅でくつろぐインディは、ふとつぶやく。この世界ではインディは過去に戻ってないはず。じゃなんで自分の遺体があったのだろうか?、ということは紀元前214年のあの事件は上書きされてないということか。じゃ、ユルゲン達は、別の所に飛ばされたのか。
インディは、アーサー王の竜の伝説を調べ、にやりと笑う。

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