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Prince

言わずと知れた孤高の大天才プリンスについて 妖しいルックス、過激なダンス、パフォーマンス、天才的な音楽家でありながら超一流のエンターテイナー。 初めは嫌いだった。高校生の時に初めて彼の存在を知ったのだが、80年代、保守的な九州の田舎に育った私は彼のユニセックスなルックス自体を受け入れられなかった。 おまけに小柄で南方系のかなりエキゾチックな顔立ちをした私は彼にルックスがよく似ていたらしく「プリちゃん」なるあだ名までつけられていたため、大っ嫌いだった。 そんなわけで見た目か

    • Blue bossa

      ブルーボッサが好きだ。 正確に言うとジョーヘンダーソンのアルバム「PAGE ONE」のブルーボッサが大好きだ。 作曲者であるケニードーハムとの共演だが、オリジナルでありながらその後数限りなく録音されたブルーボッサの中でもずば抜けた演奏だと思う。 この曲は、ジャズスタンダードの中でも比較的易しく、アドリブも基本的にはスケールを2つ演奏できればなんとかなる曲なので、かくいう私もジャズ初心者の時から何度となく演奏し、また他人の演奏も数多く聞いてきた。 オリジナルを知らないまま、

      • マイルスデイビス

        まだ何もわかっちゃいない半端なクソガキの頃、不良になりたくってロックを好きになり、そこからブルースに出会った。 その後、40年以上も音楽を続けている。ブルースの次に出会ったのがジャズである。 なんでジャズを聞き出したんだろうか?当時(1980年代前半)空前のフュージョンブームでTV CMでもフュージョンが溢れていた。(カシオペアとかスクエアとかシャカタクとか) 当時ベースを演奏していたのでバンドでカシオペアとかのコピーとかはしていた。 プレイヤーとしては凄まじく上手だなあと

        • AC/DC

          久しぶりに好きな音楽について書こうと思う。 今回はAC/DC  どうもそのキャラと日本のレコード会社の販売戦略でヘビメタや色物のイメージがあるが、彼らはブルースを基調としたシンプルな正統派ハードロックバンドである。 初めて買ったアルバムは「For those about to rock, We salute you」 邦題が「悪魔の招待状」(なんでやねん❗️この頃の邦題は本当にアーティストからクレームがつかないのが不思議なくらいめちゃくちゃでした) 前作「Back in 

          イギリスのブルース、アメリカのブルース

          ストーンズなどのブリティッシュロックからブルースを好きになったことは以前書いた記事で触れた。今日はイギリスのブルースとアメリカのブルースについて書いてみたい。 何故か自分はイギリスの白人が演奏するブルースが好きだ。ストーンズとかザフーとかクラプトンとかゲイリームーアとか、数え出すときりがない。 アメリカ人の白人のブルースも嫌いではないが、それほどではない。(黒人のブルースは別です) その理由を考えてみた。 アメリカ白人のブルースってなんか軽快で明るいんですよ。ブルースが

          イギリスのブルース、アメリカのブルース

          なぜ僕はBluesに魅かれたのか 3

          Stonesにはまっていく中でどちらかというと彼らのヒット曲ではなく、ブルースのカバーなどのあまりメジャーではない楽曲に魅かれていくのがわかった。そこで彼らのルーツである古いブルース、バディガイ、マディウォーターズ、ロバートジョンソンなどを聞きあさった。とにかく彼らは半端なくかっこよかった。またブルースのリズム、ただ跳ねるだけではなく引きずるようなねっとりとしたリズムに特に魅かれ、ベースギターも弾き始めることになった。 ギターやベースでコード、スケールを学ぶ中でブルースが非

          なぜ僕はBluesに魅かれたのか 3

          なぜ僕はBluesに魅かれたのか 2

          自分の予想した音ではなかったにせよ、中学生の小遣いからの当時LP2800円はかなりの高額だった。今みたいに音楽が無料かつ無限に手に入る時代とは違う。それまでのレコードと同じくがっかりしながらも何度も何度もStonesのStill Lifeを聞き倒した。 10回ほど聞いたときに他のロックンロールとは何か違うことに気が付いた。何かが違う。リズム? ねっとりとしている。ほかのロックンロール、特にアメリカの ブルーススプリングスティーンやジョンクーガーとかの乾いたリズムからすると明

          なぜ僕はBluesに魅かれたのか 2

          なぜ僕はBluesに魅かれたのか

          中学生の頃、初めは弱い自分にうんざりしていて強くなりたかったのかもしれない。そのころのロックミュージシャンはなんか強そうに見えた。 その頃のロックミュージシャンといえば悪魔、地獄からの使者、麻薬、イメージからしてなんか強そうで音楽というよりそのスタイルに魅かれた。 今でいうと中二病のようなものだったのかもしれない。そんな中で強そうな連中のうるさいロックミュージック、アイアンメイデンとか、ジューダスプリーストとかを聞きあさっていたある日、毎月定期購読していたロック雑誌 ミュ

          なぜ僕はBluesに魅かれたのか