ジャパンC

パンサラッサがいるレースでハイペース濃厚。
キセキの代わりと思えば、2020年に近いレースラップになるかもしれない。
その2020年はキセキ逃げで超ハイペース、1000m57.9。10馬身ほど離しての逃げ。
1着馬は2番アーモンドアイ4番手追走上がり34.7で3位、2着6番コントレイル9番手上がり34.3で1位、
3着デアリングタクト7番手上がり34.4で2位。
数字の上ではハイペースだが、キセキが大逃げしているのでハイとはいえず、むしろスロー。

ただ、前述の通りスローであれば、例年を見るに33秒代後半の上がりが出るはず。
しかし、馬券になった馬の上がりは34秒台前後半。
これは、逃げるキセキを捕まえるために後続の馬は早目に足を使ったことが原因。

早仕掛けのレースであれば、先行したアーモンドアイの脚色が鈍ったのも納得できる。
アーモンドアイの脚色が鈍ったにも関わらず、コントレイルが差しきれなかったのは、前述の通りスローだったことと、アーモンドアイが内枠を引いて脚をためることができたことが原因。

以上が2020年のレース回顧。
このレースはスタート時、ゲートの内枠を2頭分空けるため、内を引いても外から被されにくい。
ハイペースになるなら馬群が縦長になり、直線は詰まりづらい。
スローだと2022年のように、団子状態で内枠の馬が詰まる可能性が高くなるが、今年はパンサラッサがハイで逃げ、タイトルホルダーが1000m1.02.0より早いペースを刻むとすると、団子にはならないのではないか。

2023年想定隊列は以下。
 ⑮⑥    ⑤④① ②  ③   ⑧
 ⑫⑪⑯⑰⑱⑨⑰⑭⑩

イクイノックスがスタートを出せた場合を想定。
また、リバティアイランドがイクイノックスをある程度マーク、ドウデュースが前走の反省を活かして後方から
足をためると仮定。

予想の結論からいうと(正式な買い目は後述)
◎イクイノックス
◯ドウデュース
▲リバティ
の3頭。△にダノンベルーガ、スターズオンアース、ディープボンドをオッズ次第で入れてもいいかな程度。
基本は上3頭以外あまり買えない展開になる。

パンサラッサが57.5~58.5で逃げるとする。正直追いかける馬はいないのでここのペースはどうでもいい。
問題はタイトルホルダー。番手につけそうなイメージがあるが、この馬はテンが早くない。
もたもたしているとイクイノックスが番手になってしまいそう。とはいえ、タイトルもいかないと意味がないので、番手につけたとして、1000m通過は59.5~1.00.0の無難なペースで逃げそう。
そうなった場合、イクイノックスは余裕で先行し、追走できる。あとは直線で、少し外に出して差すだけ。

そしてリバティアイランドだが、川田は必ず勝ちに行く。イクイノックスをマークして勝ちに行った場合、流石にラストは垂れる。
しかも、川田は早仕掛けをすることが多い。最近のウシュバテソーロの時も去年のジャパンカップでダノンベルーガに乗った時もそう。川田が長距離が苦手と言われる原因はこれ。

そこで足を内側で溜めていたドウデュースの出番。つまり、リバティが勝ちに行く競馬をする、かつ、早仕掛けをして垂れてきたところを差すというイメージ。

その他に差してきそうな馬と言えば、ダノンベルーガ、スターズオンアース。もし、予想外のハイペースになったときは、スタッドリー、イレジン、ヴェラアズール、ディープボンドにチャンスが回りそう。

しかし、タイトルがどスロー展開にしない限り、内枠で足をためれることはかなり有利になる。

内で足をためたドウデュースより、速い脚で差せる馬がいるとは考えにくい。また、斤量面で有利で、強くて、しかも内枠でロスなく回れるリバティを、外枠から差せる馬がいると考えるのも難しい。

よって、イクイノックスードウデュースーリバティの人気3頭で決まる可能性が高いと考える。
買い目はかなり絞る必要があり、イクイノックスードウデュースの馬連、
1着イクイノックスー2着ドウデュースー3着リバティの三連単くらいしか買えるオッズにならなそう。
また、意外にもドウデュースからのワイドがそこそこチャンスがありそう(買わないけど)。

以下、全頭考察をして、当日のパドック次第で買えそうな馬を検討したい。

リバティアイランド
3歳牝馬の全体レベルがぼちぼち。
その中で強いマスクトディーヴァよりも圧倒的に強い。
前走は休養明けの秋1戦目だが圧勝。
古馬や牡馬相手でも倒せるほどのレースを見せたことは過去に無いが、通用しないとも断言できない。
ローテに余裕があることも評価できる。
イクイノックスに人気が集中して単勝オッズがつくなら頭で買ってもよかったが、現オッズから到底買えない。 1〜3着候補だが、今回は3着を想定。

イクイノックス
前走の状態を維持できていれば負けない。
不安点はローテのみ。

タイトルホルダー
前走は競走中止明けの2着と一見すれば評価できるが、それなりに仕上げてきていたと思われる。
馬場もインがかなりいい状態。叩きにしてはあまり評価はできない。よっぽど恵まれ、オッズがつくなら抑える。

スタッドリー
いい馬。違うレースで買いたい。

ドウデュース
筋肉が増えすぎてマイル向きなんだ!とか適当なことを言う人が多すぎて可哀想。散々前走までは筋肉もりもりの調教やパドックを褒める自称馬体派が多かったのに負けると手のひら返し。おかげでかなりオッズがつく。
前走は明らかにハイペースで前に行きすぎで、脚がたまらない展開。一応筋肉は関係していて、持続的に速い脚を使う展開は厳しくなる。これは人間でもそう。自分のペースで脚を溜めれさえすれば直線は脚が残る。よって、前走よりペースが確実に落ちるであろう今回の距離延長はプラス。ただ、前に行ったイクイノックスを捕まえるほどの末脚を使うのは物理的に困難。2〜3着候補。

イレジン
ディープボンドと同じようなイメージ。タフな展開と予想して、ディープボンドを買うならこの馬も買う。

パンサラッサ
前に行く馬は常に警戒したい。余裕があれば馬券に入れてもいい。

ヴェラアズール
スロー展開で足をためれば馬券になるはず。
ドイルが乗るのは確実にマイナスだが、人気がかなり下がっているので買える。

ダンノベルーガ
間違いなくイクイノックス、ドウデュース級の馬。
しかし、トモの不安が常に付き纏い、まともな調教ができないため結果が出せず。
それでも天皇賞はかなり調教で時計を出している上、調教師は2400向きと判断している。天皇賞が叩きとすると、トモの具合はかなり良さそうに思える。

しかし、天皇賞のパドックを見ると叩きにはみえず、その後の調教も微妙なものに。一時は回避するかもという弱気な発言まで見られた。

それでも今回この馬は買える。
同じことを言うようだが天皇賞の調教は明らかに今までと違って好時計を連発している。
ローテは去年と同様で天皇賞からジャパンカップのローテ。陣営はこのローテに自信を持っているとしか思えない。さらにこれも繰り返しだが、2400が向いていると宣言した上で、天皇賞を使ってきている。

推測だが、天皇賞は本当に叩きのつもりで出していたが、想像以上に疲れが見え、順調にいかなかったものと思われる。11/22の追い切りを見てもあまり時計は出ていない。

ただ、その11/22追い切りでは一番外側を走っており、ラストの伸び足は軽快にみえ、時計が出てないと言っても去年の天皇賞、ジャパンCはこの程度の調教で、5着以内にはきている。
それに回避が一度は噂されたものの、レースに出している以上はいけるという判断。

スターズオンアースと比較すれば明らかにこの馬が強いにも関わらず、オッズはこの馬の方がつく。枠順を考えてもスターズオンアースが差してこれる可能性はかなり低いため、素直にダノンベルーガを評価するべき。
2ー3着候補。

ディープボンド
とにかくできるだけ前に行ってくれないと話にならない。
前走の競馬は最悪。陣営のコメントを見るに中団で進めて、ラスト脚を使おうとしている。とんでもなくタフな展開でないとこの馬の足では間に合わない。絶対に前で運んだほうがいい。

スターズオンアース
馬は強いが枠が厳しすぎる。リバティ、ドウデュース、ダノンベルーガを無視して5番人気で買う枠じゃない。
しかし、調教が流石に良すぎる。びっくりするくらい本当に良すぎる。
→と思ったが、馬体重かなり増加。調整ミスって追いまくってるパターンかも。よくある。

各馬の実力を素直に評価すると以下。
◎イクイノックス
◯ドウデュース
◯ダノンベルーガ(太ってたらあんまり買いたくない)
▲リバティ

これに合わせて、考えられる展開として、イクイノックスが強すぎる、かつ、かなりのハイペースになるならば、ディープボンド、ヴェラアズール、イレジンあたりが買えるはず。オッズ次第でスターズオンアース。

追記
土曜の競馬を見たが高速馬場すぎる。
外枠の馬が、後方から直線モタモタ外に出してる間にレースが終わる。イン差しの方がマシ。
スターズオンアースは枠が最悪で買えそうにない。
しかし、ビュイックの乗り方がかなり今の東京にあっている。前に行ける馬であれば容赦なく中団につけるタイプ。後方待機する気配はない。後方でじっくりのタイプだったら、過剰に人気するこのスターズオンアースを容赦なく切れたが、3着までなら買わないといけなくなりそう。
馬場が速いのでインをロスなく回る馬や直線できるだけスムーズで外に出しすぎず、出来るだけ早くトップスピードに乗ろうとする騎手が狙える。
素直に内枠の馬達は買える。あとはダノンベルーガとスターズオンアースがどこまで力を出して馬券内に食い込めるかの戦い。
(さらに追記。スターズオンアースの調教がかなり時計でて良すぎると思っていたが、どうやら体重かなり増加している。増えすぎた体重を戻すためにめちゃくちゃ調教追ってるパターンはたまにある。あまり期待はしないことにする。)

そして、買い目については、リバティの評価を上げざるを得ない。ここまで馬場が速くなるとは思わず。
◎イクイノックス
◯ドウデュース
◯リバティ
△ダノンベルーガ

3連単の紐検討中の馬
タイトルホルダー、ヴェラアズール、スターズオンアース、イレジン、ディープボンド

できれば穴を狙いたいので当日のオッズとパドックで調整をしたい。
それにしても東京の馬場は速すぎる。
レコードは出るだろうし、出たら2秒くらい更新しそう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?