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LINE公式アカウントで実現する「瞬間的ニーズ」を掴んだMA配信術とは
日本国内で8,900万人以上の月間利用者を誇るLINEは、国内最大のコミュニケーションアプリです。
最近では、企業が自社の公式アカウントを活用してユーザーとの接点を増やすために、LINEを生活インフラとして活用することが増えています。
企業は、新商品の告知やキャンペーン情報を配信するために、集めた友だちに一斉にメッセージを送信することができます。
しかし、より効率的にサイトへの誘導を促し、購買につなげるには、いつ、誰に、何を、どのように配信するかを緻密に設計し、効果的なコミュニケーションのパターンを把握することが重要です。
長期間にわたってLINE公式アカウントを運用している企業の中には、「効果的なパターンを把握したものの、ユーザーに興味を持ってもらい、さらに成果を改善していく方法がわからない」という悩みを抱えるところが増えています。
そこで注目を集めているのが、友だちにメッセージを一斉に送信するのではなく、マーケティングオートメーションツールを活用して、ユーザーの行動に合わせて自動配信(以下、MA配信)を行う方法です。
あらかじめ設定した行動条件を満たしたユーザーにのみメッセージが配信されます。
つまり、一斉配信という一律的なコミュニケーションでは捉えることができなかった、ユーザーそれぞれの「瞬間的なニーズ」に応えることができます。
この記事では、LINEを活用したMA配信による成果改善事例を紹介し、効果的な配信シナリオを設計するために押さえるべきポイントを説明します。
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MA配信は、ユーザーの行動に応じた配信が可能なため、どのような「瞬間的なニーズ」を捉えるかによって、施策の効果が大きく左右されます。
そのため、シナリオ設計においては、どのようなポイントを押さえるべきでしょうか。
まず、シナリオ設計において最も重要なのは、「ユーザーのためにシナリオを作る」ということです。
MA配信には、配信対象者や配信時刻、配信のトリガー、他のシナリオとの優先順位付けなど、様々な要素が存在します。
これらの設計はもちろん大切なことですが、ユーザーを正しく理解できていなければ、適切なシナリオを考えることはできません。
企業が発信したいことではなく、ユーザーが役立つ情報を提供することを目的として、以下の2つの基本的なポイントを押さえる必要があります。
ユーザーの購入までの行動ステップを洗い出す。
サイトに訪れたユーザーが商品購入まで至るためには、複数のステップが必要です。
多くの場合、指標は「サイト来訪」「商品購入」の2つに絞られますが、商品カテゴリページの選択や商品詳細ページの閲覧、カート追加などの行動が存在することを忘れてはいけません。
細かい粒度で行動ステップを把握することができれば、より丁寧にユーザーのニーズを捉え、適切なシナリオを描くことができるようになるでしょう。
行動ステップ別に、どんな情報を受け手は望んでいるかを想像する
各行動ステップに対して、ユーザーが喜ぶ情報を想像することが大切です。
どのような情報を提供すれば、ユーザーの期待に応えたり、疑問を解消したりできるかを考える必要があります。
例えば、ユーザーがアウターのカテゴリページを閲覧した後にサイトを離れた場合は、「アウターの人気商品や新着商品」「アウター限定クーポン」などの情報を提供することで、ユーザーのニーズを捉え、購入を促進できる可能性があります。
これらのポイントを押さえて、ユーザー中心の視点でシナリオを設計することが重要であり、改善につながるでしょう。
また、これらの実践は一度きりでなく、定期的に見直すことが重要です。
MA配信を単純に導入するだけではなく、ユーザー目線でシナリオを設計することが、LINE公式アカウント運用の成功の鍵となります。
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まとめ
LINE公式アカウントを通じた売上拡大のためには、瞬間的なニーズを捉えることができるMA配信が有効です。
一斉配信をベースにMA配信を導入し、ユーザー起点でシナリオを設計することで成果改善と新たな可能性が広がっていきます。
ユーザーの行動ステップを洗い出し、真に求められる情報を提供することが重要であり、LINEを通じた心地よいコミュニケーションや顧客体験の設計が売上拡大と事業成長につながるでしょう。