振り返ればすべてがありがたい。
もう7年ですね、バーの店長職に就かせていただいておりますが、毎年新しい思考や行動を何気に取り入れてきたなと感じます。
大事なのはアップデートすること。
弊社は、店長というのは肩書きの一種であって、たとえ肩書きなしの平社員でも店舗責任者に"平"として抜擢されることもあります。("平"での責任者は滅多にないですけどね)
ヒエラルキーの頂点は社長ですが、現場レベルでは、
統括
店長
マネージャー
主任
の順です。
僕が最初店舗責任者になったのは25歳の6月。そのタイミングで主任からマネージャーに昇進させていただきました。
5月の初めくらいに、当時店長だった先輩が退社するとのことを聞き、次の責任者は君だ!って話を受けた時、ほんとにお腹が痛くなりました。
当時は、
責任負いたくなーい。偉くなりたくなーい。やりたくなーい。
っていう格好悪いやつでした。それでもお腹が痛くなったってことは、就任した時のことを考え、イメージした証拠でもあったと思います。
やりたくないって気持ちは半分本当で、半分嘘だったって今は思います。
実際、6月からマネージャーとして店舗責任者に就任したのですが、やるぞって決めた時のあの興奮は今もはっきりと覚えています。
例えるなら、好きな子からメールが来た時に限りなく近い気持ち笑。
自分の城を持つ。
個人店ではない中での任された城。
不自由の中の自由を泳ぐ。
そして、僕の大好きな
「格好良い!!」
って気持ちに持っていけました。
格好良いってなった理由は、もちろん一刻の主人になれるってのもありましたが、もうひとつ大きな要素がありました。
それは...。
2番手&3番手が年上だったこと。
"若くして年上たちをまとめ上げるカリスマ敏腕マネージャー"
になれる権利を得たという高揚感が続き、早く6月にならないかなーって毎日思ってました。
(時効ですが、当時の店長とは関係が悪く、店長の最終出勤日に休みになってたりしてました。ま、今思えば生意気、反抗期バリに抵抗していた僕みたいな2番手の上を担ってた店長の器の大きさには頭が上がりません笑。そりゃ休みにもしますよ逆の立場だったら、心底謝罪。)
そして、当時大好きだった彼女との関係の悪化も頑張ろうと思えた理由でした。
ほんと大好きだったんですよ!
でも、どこかで歯車が狂い始めてたんでしょうね。急に僕への態度やメールの文章が冷たくなったんです。
そんなに豊富な恋愛経験はなかったですけど、
「あ、これ、フラれるな...。」
ってのはわかりました。
結果、そうなりました。
故にですよね。
「働くしかない!!」
ってなりました笑。
別れたことを後悔させてやる!
っていう新たなモチベーションが悲しくも生まれた瞬間でした。
頑張る準備は出来た。
カラダもココロも。
6月1日。
僕のキャリア第2章の始まり始まり。
もうね、歴史に名を刻む名店にしてやる!!って静かに闘志燃やしまくってました。自分なら出来る。叶う。何事もうまくいくと楽観視していたのを覚えています。
ま、すぐ痛い目に合いましたけどね笑。
思ったようにお客様が来ない・・・。
おかしいな・・・。
結果、この月は昨年対比8割という飲食店では経営不振と評される成績で終わりました。
ちなみに、8月は昨年対比7割という、言い逃れの出来ない絶望的な数字を叩いてしまいました。。。。
それに伴い、2番手のメンバーは退社、3番手だったメンバーが実質副店長のポジションに就くも、遅刻や勤務の怠慢が目立ち、チームの良い空気は崩壊。
今思えば試練の連続だったなって。
その中でも、本当に支えてくださったのは常連様だったし、アルバイトのメンバーだったし、同業の仲間だったし、両親だったりしました。
人に恵まれなかったと嘆くこともあったけど、なんも嘆くことなんてなかった。
だって、本当は誰よりも恵まれていたんだから。
不運だとか引きが悪いだとか、何かしらの理由をつけて悲劇のヒーロー演じるのも別に出来たっちゃ出来た。
そんな自分になりたくなかったし、それは今まで背中を押してくれ続けてくれた人たちへの最低のギフトになると思ったので、足りなすぎる頭と弱小メンタルだったけど何とか回避しました。
ま、こんな感じで幾多の試練があったわけですけど、結果から申しますと・・・。
わたくし、
店舗責任者に就任してから7年、年間昨年対比勝率50%以上をキープし続けておりますヽ(^o^)丿
どういうことかというと・・。
2011年6月に責任者になったので、2010年6月~2011年5月までの12ヶ月が初年度の昨年対比比較期間です。
表現としては、初年度の昨年比勝敗は9勝3敗でした。3ヶ月だけ大幅に落ち込みましたがそれ以外は前任の店長が残した数字に勝ちました。
2年目以降も負け越さなかった要因なんて、本当に”人”に恵まれたということだけです。運がいいんですよ僕笑。
今思えば何も頑張ってなかったし、疲れたとか思ってたけどたいして疲れてなかったです。(現在の方がよっぽどお疲れです←それ、ただの歳じゃない?笑)
でも、こんな僕でも持っているこだわりもあります。
明日続きを綴ります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?