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弾丸済州島 Day2後編
プムクリニックから再びカカオタクシーでホテルに戻り、お昼ご飯を食べる店を決める。
ここは外せないヘムルタンにする。
調べると大人気の三穴姓が近くにあるではないか!少し距離はあるが徒歩圏内だ。
NAVERマップに従い歩いて行く。
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15分ほどで三穴姓に到着。
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この写真を撮っていると通りがかったおじさん(私が言うな)がニコニコして撮るのを待っている。
お先に通行どうぞ、としても大丈夫だからと待っていてくれた。
そして撮り終わるとお店のドアを開けてくれた。
なんと偶然にもここのご主人だったのである。
早速ヘムルタンの小70000ウォンとビール1本、そして従姉妹が飲んでみたいと言っていたピーナッツマッコリを注文。
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このピーナッツマッコリが美味しかった!
あまりお酒に強くない従姉妹も結構飲んでいた。
※ボトックス後は飲酒はダメという話もあるが聞かなかったことにする
そして鍋が来た。
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お店の人がタコやイカをハサミで切りながら調理してくれた。
日本語もわかるようで、この貝はなんだろう?という呟きにも「平貝」とニコニコして教えてくれた。
煮えたら、硬くなりやすいタコやイカから食べるように、とのことだった。
最初、食べ切れるんかコレ…という感想だったが、煮込むことで量が減り、しつこくないのでどんどん入ってしまう。
途中でテーブルにあったコチュジャン?なのか少し酸味のある調味料で食べるとさらに美味しい。
食べすすむと麺投入だ。冷え切った身体に温かい鍋が美味しくてスープもどんどん飲んでしまう。末端冷え性がひどい指先もポカポカしてきた。
※ボトックス後は身体を暖めるのはよくないらしいが寒いから仕方ないことにする
先ほどのおじさんは、日本の番組のロケが来た時の様子を動画で教えてくれた。
本当にインパクトのある新鮮な魚介のヘムルタンだった。
お会計の時に、電卓を打っていたおじさんが一旦打った数字を黙って消して、もう一度打ってくれたが1000ウォン割引してくれたのがわかった。
店員さん達も神対応の店だった。ここはおすすめである。
ホテルに帰る途中大きなマートがあったので寄ってみる。先ほど飲んだマッコリが目当てだ。
無事同じものを見つけてそれぞれ2本買う。
あとはお土産のお菓子類。今回は2泊なのでお互いスーツケースがスッカスカのためパッキンがわりにもなりそうだ。
帰る途中カフェに寄ってコーヒーを飲みたい気分になったが、お菓子を買い過ぎたため一旦ホテルに戻って荷物を整理。
そして行ったのがA'BOUT COFFEE。
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コーヒー✖️2
キャロットケーキ✖️1
で、10000ウォンしなかった。
熱々のコーヒーがマグにたっぷりだし、ケーキも大きくて美味しい。
必ず自分でトレイを返却するように、と受け取る時に言われた。
ここでついつい話し込む。
お互い両親はまだ健在だが、今後のことなどこの年代の悩み等々。
ソファも座り心地良くてゆっくり過ごせた。
ふと、「こんな時間過ごしてると日本にいるかと思っちゃうね」となるほど、会話の内容は少々深刻だがリラックスできた時間だ。
その後は歩いてすぐ近くのオリーブヤングに再訪。
韓国人も中国人もたくさんいた。
私は娘に頼まれた韓国コスメを数品、従姉妹もいろいろ買っていた。もともとそんなに高くないが、もちろん日本より安い。これは若い子たちが殺到する訳だ。
サンプルを試しまくって目の下をキラキラにして会計。ここでもパスポートを見せるとタックスリファウンドがあった。
ホテルまでの道沿いに済州島のお土産屋さんが何店舗かあるので寄ってみる。
済州島といえばミカン。ミカングッズが山ほど売っている。しかも可愛い。
従姉妹が「このハンドクリームすごいよ!最初ベトベトなのにその後サラサラー!」と試していたミカン柄のチューブのものを私も手に塗ってみる。
………ミカンの香りにミントの香りが混ざっている。
翻訳アプリで読み取るとそれは歯磨き粉だった。
しかし歯磨き粉のサンプルがこんなに減るだろうか。
隣に本物のハンドクリームが並んでいたので、相当数の人が間違えている気がする。
何はともあれ、従姉妹が歯磨き粉をハンドクリームとして周りに配ることを阻止できてよかった。
さて、最後の夕食だ。
さすがにアワビ三昧の朝ごはん、海鮮三昧のお昼ごはん、ときたのでもう胃の空き容量は少ない。
東門市場で観光客向けの食べ歩きをしようと決めて、タクシーで向かう。
降ろされたのはゲート4の付近。
観光客向けのお店があるのはゲート8と調べていたがなかなか見つからない。
途中太刀魚がたくさん並んでいる刺身の通りや、ミカンだらけの通りを彷徨う。
とにかく観光客らしき人がたくさんいるところを探してやっとたどり着けた。
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従姉妹はこれはソースが辛過ぎて途中で断念。
代わりにスンデを注文しようとしたが、直前で売り切れてしまっていた。
そこで気になったポテトフライらしき一品と、コーンの揚げ物を頼む。
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でも持つ手が足りなくて困った
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これはポテトではなく、チョロギというものだった。
想像と歯応えが全然違う。味も違う。
美味しかったか?と聞かれると非常にに微妙だが、お兄さんは優しかった。
もう胃の空き容量がない。
ここで2日目は終了だ。市場の外に出ると風が強くて雪が舞っている。
街歩きが好きな私たちですら、この寒空は早くホテルに帰りたい気持ちでいっぱいになった。
途中韓国語で警告⚠️がスマホに通知され、まさか大統領の事件のこと?とおそるおそる翻訳したら、暴風のため海岸線に近づかないように、とのメッセージだった。
もし再訪するなら暖かい時に刺身通りに行ってみたい。
この日、実は従姉妹の誕生日。
私からのプレゼントは、フェイスマスクとハノイのホテルに忘れてきてしまったというブレスレットによく似たものだ。痩せた従姉妹には少しブカブカのサイズだっだが、たまに付けてくれたらいいなと思う。
HAPPY BIRTHDAY.
私もあと3ヶ月で追いつく。