"バーチャル試着"の分岐点
まずはご挨拶を。どうも、華魔です。
前回(3月の)記事から約5か月ですが遠い昔のように感じています。
さて、私は6月中旬に頭部に関するバーチャル試着を一旦完成させ、7月にデモを行い、7/19にVRAA02に投稿しました。
今回はここまでの活動をひとつの区切りとして心境の変化や想いの変化を綴ろうと思いましたが、最近の"試着"ワールドを見て思ったこと、想い直したことを淡々と綴ろうと思います。
個人的に結構重要な気づきだったのが以下2つです。
・ジャストサイズはバーチャル寄り
・私はリアル寄りな考え
1.ジャストサイズはバーチャル寄り
試着ワールドを視察した私はこう感じました「ジャストサイズに出来ることは本当に良いこと(私の目指すもの)なのか?」と。
そう違和感を感じてようやく、今まで自分でも気がついていなかったことに気づかされました。
それは、人間とアバターは異なるです。当たり前ですが、実は"試着"に関して見ては当たり前に考えられていませんでした。
バーチャルのアバターに対しての試着はジャストサイズが適切です。
しかし、リアルの人間に対しての試着についてはジャストサイズは適切ではないのです。なぜなら、衣服の量産に適さないためです。
2.私のベース
私が目指す"バーチャル試着"はアバターにも試着可能なものを目指していますが、メインはリアルの人間へ活用可能な試着技術です。AR,VRそのどちらでも活用が可能であり、”人間”に対して"バーチャルな試着"を行えるようにすることを軸に考えています。なぜなら、"生きる"の主軸はリアル側にあるためです。※"生きる"には生命的な意味を含みます
そのため、リアルの事情に則りリアルを軸に考ることが望ましいと考えています。
そう考えるとやはり「ジャストサイズ」は私の目指す"バーチャル試着"には100%完璧な正解とは言えません(※靴と下着は例外)。現実の衣服をバーチャル化し、xR技術を活用して試着/販売を行うのであれば、衣服の量産形態に合わせて3Dモデルのサイズも定型にすることが、普及を促進させる隠れた要因になると私は考えます。
アバターへの試着と人間への試着、似て非なる媒体ではありますが、人間とアバターが延長線上にいると考えると、試着技術もまた延長線上で成り立つのかもしれません。
今はVRの世界が注目されていますが、もう少し先の未来では如何に現実に沿ったコンテンツをxR技術で生み出していけるかが注目されていくと私は予想します。xR技術で人間をサポートし生活をより豊かにする、それが私のベースの考えであり、バーチャル試着を考える理念となっているのだと思います。
おわりに
バーチャルとリアルは似て非なるモノですが、その両方もその両方へ対応する技術も可能な限りシームレスに扱えれるようになれば良いなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。