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story setting for "a (k)night story" 物語と設定の覚書とあとがき

今回は a (k)night story ~騎士と夜の物語~の物語に登場する人物や場所などの設定を載せていこうと思います。

この覚書はUltimaOnline内で行われた同窓会イベントの際にブリタニアで物語を執筆している有志が自作の本を持ち寄り、イベント参加者に販売するという楽しい企画に参加させてもらった時、a (k)night storyの2巻セットにおまけで付けた設定の内容になります。

なんだかよくわからないであろう事柄には(括弧つきの太字で説明を加えています)

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◆登場人物◆
デュベル Dubel
本作の主人公。ブラックスタッフを使うメイサー。
メイサーの戦士を出す家に生まれ、父母と兄がいる。サー・ユージーンは母の弟。
15才の時、騎士見習いの小姓としてトリンシックに来た。
物語の時は19才
 
ユージーン・イーノック Eugene・Enoch
デュベルの叔父。
デュベルの母とは4才違いの弟で、幼少時、父の兄にあたるイーノック家の養子になった。
大柄で顔に大きな傷痕がある。
剣を使う騎士「岩をも斬り捨てる鬼のユージーン」と呼ばれていた。
物語の時は36才
 
サイラス cyrus
サー・ユージーンの訓練所で指南役を務めている剣士。
スカラブレイからトリンシック間にある在郷の地主の息子。
もともと騎士見習いをしていて、サー・ユージーンの訓練所にやってきた。
物語の時は21才
 
マリア Maria
別の訓練所に所属している大柄で豪快な性格の女戦士。
居酒屋で知り合ったサー・ユージーンやデュベル達と友人付き合いをしている。
腕がたち、サキュバスを仕留めた時に重傷を負う。
物語の時は22才
 
ジャン・ウィルバー Jean・wilbur
元は弓兵で、ユージーンの初討伐の時にも共に戦った旧友。
現在は伯爵の位についている。
ブリティン近郊の没落した領主の家の出身。
ユージーンより年上で、物語の時は45才
 
シリン Shirin
浅黒い肌と黒い髪。紫色の瞳をもつサキュバス。
魔物討伐に参加した青年時代のユージーンと出会う。
討伐の際ジャンの矢を受け、力を失ったため自分の眷属を失くし逃げ去った。
力を取り戻し、ジャン・ウィルバーへの復讐のためトリンシックに現れた。
同行の楽師や踊り子はシリンの新しい眷属のサキュバスやインプたちである。
 
◆舞台となったトリンシックの街◆
~本作中の場面に登場するおおよその場所~
各所の横にある座標はブリタニアでの位置を示しています )

戦士の訓練所 99o50’S,47o27’E
この付近に公設のもの、私設のもの各種訓練所が多数あります。
サー・ユージーンの訓練所は彼の私設のもので、別宅を持たずに訓練所の一室で生活しています。
 
居酒屋“keg and anchor”  103o11’S,43o48’E
トリンシックの戦士たちの行きつけの居酒屋。デュベル達が討伐成功の宴会をして、サー・ユージーンがシリンに再会したのもこの居酒屋です。
 
トリンシック第2銀行 92o48’S,41o48’E
銀行付近の閑静な住宅街、ジャン・ウィルバー卿の私邸があり裕福な人達が屋敷を構えています。
 
治療院“Trinsic Healer” 104o51’S,41o24’E
戦士たち御用達の治療院。サキュバスを倒したマリアが運ばれた治療院です。
 
厩舎裏の森 96o46’S,37o28’E
厩舎“Trinsic Stablery”の裏手にあり、銀髪のサキュバスが倒された森です。
 
実際には建物の数や木も少ないですが、物語の中ではもっと多くの家屋や店、樹木がある広い街として想定して描きました。明るいレンガで造られた美しいトリンシックの街へおいで下さい。

◆あとがき◆
(イベントの名称、個人名等は省略しております)
 本作は飛鳥サーバーにあるギルド#RPGのギルドマスター氏の主催で3年ぶりに開催された文学賞のために書いた物語です。
 
当初からトリンシックが舞台ではありましたが、主人公はデュベルではなく、サー・ユージーンも主人公の戦友ほどの関係で登場する人物でした。
物語の大筋は仇討ちの要素があり、その点は今作とも少しだけ共通点がありますが、全然違った内容で発案されていました。
 
今イベントの応募要項を見て「実在の人物を登場させる」必要があったので急遽自キャラのデュベルを登場人物に据え、粗筋を出して行き、いつもながらギリギリの投稿になってしまいました。

出来上がってみればUO本の読みづらさを避けるためのレイアウトもありますが、2巻に跨る長いお話となってしまい読者の方にはがんばってページをめくって読んでいただくこととなりました。

お手数をおかけします
(UO内では実際に書き込んで読むことのできる本がアイテムとしてありますが、マウスのクリックでページをめくっていかなければならないうえ、栞のような途中で止めて置ける機能もないのでひじょーーーに書くのも読むのも大変な本なのです)
 
物語を書くことは大変難しく、また自分の中にある感情とも向き合わずには生まれてこないものと思って書いております。
その苦しさと幸せを味わうことができる機会を与えてくださった、本イベントの開催者のギルドマスター氏をはじめ、読者の方々、また拙作を手に取りこのあとがきをご覧くださっているあなたに感謝申し上げます。
 
読んだ方の心の何某かの部分を動かすことができればと思い、またどこかでお目にかかれればと思っています。

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この物語はUO内で行われた別の文学賞が終わった後、2023年の6月頃になんとなく原案が浮かび、秋の文学賞で物語として出来上がり、さらにリライトして今回のnoteに掲載するという、自分としても初めて長く付き合った物語です。

また、物語の挿絵のために絵も少し真面目に描いたりして自分でも得る物が色々ありました。

UltimaOnlineや私のことを全く知らない方に果たして読んでもらえるのかわからない場所への投稿はかなり不安でした。

無事に完結出来て本当に良かった!
そしてなにより、読んでくださった方々に心から感謝申し上げます!


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