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【読了】物語思考「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術

どんな副業をやったらいいんだろうと模索の毎日。
ブログ、ライティング、動画編集、Kindle出版、この10ヶ月でいろいろ手を出してみました。

どれも手を出してはみたものの、成功と言える成果が出ているものはないような。
自分の力で稼いでいける自信がほしいなぁと思いつつ、楽しいと思える作業で稼げるようになれたらいいなとも思っております。

では、どんな作業なら楽しいと思えるのか、どんな仕事をしたいと思っているのか、いまだに自分のことがわかっていません。
何をやったらいいか暗中模索。
突破口を見つけたい思いでこの本を読んでみました。

タイトルの通り、やりたいことが見つからない人に向けた本です。
序盤に作者さんが書いていますが、読んだからと言ってやる気になるようなビジネス書ではありません。

作者さんが思う、やりたいことを見つけられる1番の方法を書いたルールブックです。
この通りにやればやりたいことを見つけられる可能性が1番高いと考えている方法を載せてくれています。

方法としては
・10年後にどんな生活をしていたいか100個リストアップ
・どんなキャラクターになりたいか考える
・そのキャラクターがやりそうな行動を自分もする
こんな感じの内容でした。

自分の才能を見つけることをテーマにした本は、すでに何冊か読んでいました。
才能を見つけるには、自分の好きなことや、ついやってしまうことがヒントになると言われています。

でもさ、暇があったらダラダラYouTubeを見たりマンガを読んだりしたいわけですよ。
これってたぶん好きなことや才能には結びつかないじゃん?なんて思ったり。
複数の自己啓発本を読んでも、やっぱり自分のことが理解できないんですよね。

その点この本の面白いところは、理想の生活や欲しいものなんかをリスト化することからはじまります。
そしてそれを実践している人をお手本のキャラクターとします。
そのお手本キャラクターになるために、そのキャラクターはどんな行動をしているかを考えるわけです。
そこで考えついた行動を自分もしていくわけですね。

これって、全然自分の素の自分じゃない。
でもなりたい自分や、将来像に近い選択です。
この、自分の内なる行動で結果を引き寄せるわけではない展開が面白いなと思いました。

様々な自己啓発本だと、自分を深掘りし、より良い行動をすることで成果を出しましょうと言います。
それがこの本だと、願望は自分の内面から出るものですが、その願望を叶えるためのキャラクターを作り上げるんですよね。
そのキャラクターになりきって日々を過ごすという。

全然自分の才能を見つけないし、才能を必要としていません。
願望を叶えるため、作ったキャラクターに憑依する必要があるのです。

なんかいっそ、この考えの方が安心するかも、なんて思ってしまいます。
誰にでも才能はあると言われても、その才能をどう活かせば稼げるのかわからないんだよ!と思うものです。

私のように副業や仕事の方向性で悩んでいる人、自分のやりたいことや才能が見つからずに悩んでいる人におすすめしたい本でした。
他の自己啓発本では答えが見つからなかったなんて人には特におすすめです。

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