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【読了】たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座

小説を書いてみたいとはじめて思ったのは中学生の頃だったかな。
ノートに1ページ書いてみたものの、面白い話になる気がしなくて筆が止まりました。

それから20年ほど。
再び小説を書いてみたいと思いました。
しかし書きてみたいと思っても、何から書いたらいいのか、どんなことを書けばいいのか、全く浮かびませんでした。

Kindle Unlimitedで小説の書き方についての本を何冊か読みました。
今回読んだのは、これまで読んだ本の中で、ダントツに小説を書こう・書けそうという気にしてくれました。

こちらはタイトル通り、誰でも40分でショートショートを書くことができる方法を解説してくれる本です。
読んでみると、本当に書けそうな気持ちになってきます。
なんならすぐに書いてみたいとさえ思いました。

方法は案外簡単で、キーワードとなる名詞を20個書く。
そこから1個選び、その名詞から関連することを10個書く。
その後関連することと、最初の名詞の中から、選んだ1個以外のものと組み合わせる。
これで主題となるものが決まります。

あとはその主題を説明したり、その主題から起きる良いこと悪いことを連想する。
最後にそれらを文章にまとめたら完成という。
本当に発想という点で手軽で、楽しくできそうな内容です。

このやり方、まさにマインドマップみたいだなと思いました。
実際著者はこの方法をベースにもとに、企業へ発想力を養うワークショップを行ったりするようです。
確かにビジネスにも活かすことができる発想力を養う方法としても有効かもしれません。

やり方としては案外特別なものではありませんでした。
でも著者の解説や、実例への感想などを読んでいると、これらの作業がとても楽しそうだと思えてきます。
ここがこの本の1番素晴らしいところです。

私が小説を書こうとすると、いろいろ考えた結果、やっぱり面白くなさそうだから書くのをやめようとなります。
しかし著者は、面白くなくても大丈夫、筋が通ってなくても、ありえない話でも、何でもいいんだと言ってくれます。

これはとても背中を押してくれる内容です。
小説を書いたことがない私は、まずやってみること、1つの作品を終わらせること。
これをやり遂げたいのです。
でも自分の中の正義感のようなものがやりはじめることを阻害します。
その行動にストップをかける心が、作業をつまらなくしてしまいます。

そのストッパーとなる部分をこの本では取っ払って、楽しく創作できる解説や方法が書かれています。
小説を書くって楽しそう!
自分にも簡単にできそう!
こう思わせてくれる、頼もしくて良い本でした。

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