親の影響からは逃れられない
今日もご訪問ありがとうございます
ニールにそっくりな夫の観察生活は日々、続いております
親の影響は長く、多大である
夫がニール(つまり捻くれ者)になった由縁を
知ることになったのは、結婚1年目を迎えようとしていた頃でした。
ある日、今日は亡くなった父親の命日だと話始めた夫。
彼が子供の頃からずっと父親に拒否されてきたことを知りました。
そして母親もそれを見ていながら守ってくれなかったことも。
いつも不機嫌で怒鳴ってばかりの父親。
いい成績をとってワクワクしながら成績表を渡しても、ちらと見て「ふん、大したことない」と横を向かれるような日々。
子供を褒めて育てるとロクな人間にならない、と
父親にも母親にも認められたことは一度もない少年時代。
楽しそうにしていると、浮かれてるんじゃないと怒鳴られる。
何か挑戦しようとすると否定される。
夫の本質は優しく、面白いことが好きなのだと思うのですが、親に怒られた記憶しかないので表に出せなくなってしまったのですね。
そういえば。
結婚式の時、夫の知人たちが彼の笑ったところを初めて見たと口々に言っていて。
冗談かと思ったましたがそうではなかったようでした。
「楽しいなんて口にするもんじゃない」
というセリフはお父さんの亡霊そのままだったのです。
それならこれから違う世界を歩めばいい
さて、私と言えば彼と反対に大切に育てられ、
寧ろ「自分が世界の中心」的な人間だったので
夫の話を聞いて、親に拒否されるとここまで性格がねじ曲がってしまうのかと変な意味で感心していました。
そしてニールみたいな人と結婚したかったのは、
陰陽の片割れを探し、太極を完成させようとしていたのかも知れないと勝手解釈。
私はこれまで十分に人生を楽しみ、自分のためだけに時間を使ってきました。
そしてそれが許されてきました。
全く違う人生を歩んできた夫に私は何ができるだろうか?
試行錯誤してきましたが、結局は自分の人生は自分で創るもの。
私はただ、家を清潔に快適に、暖かいご飯とお味噌汁を毎日作って環境を整えるのが役目。
そこから彼が何を得るかは押し付けるものではないのでしょうね。
仏頂面でご飯を食べていた時期は過ぎ
そうですね、2ステップくらいは螺旋階段を上がっているのではないかと思います。
でもまだまだその言動は謎だらけ。
今日も明日も観察と深掘りは続くのであります。