見出し画像

山頂でも安定!初日の出配信の構成など

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

さて、2025年1発目は、山頂から初日の出をリアルタイムでYouTube配信していました。

今回はその仕様構成など述べたいと思います。

撮影場所は山頂🏔️

  • 屋外のため固定回線なし

  • 山頂のためモバイル回線も弱め?

  • 暗闇の中、軽い登山が必要

また、配信にウォーターマークを載せたい。

上記の理由から、今回は簡易的な受けサブを設けた配信を行いました

受けサブとは?

配信先から直接プラットフォームに打ち上げずに、一旦別の場所で映像を受けてから、そこでCGなどを載せ、プラットフォームに打ち上げる方式です。

テレビのスポーツ中継などでも用いられている運用方式です。

スポーツ中継はアンタイム進行で行われており、
メインの映像制作(カメラSW/リプレイ再生等)は現地中継車
CM再生・ハイライト作成再生は局内(受けサブ)で分担されていたりします

次のような利点があります

  • 現場の配信環境が不安定でも、YouTubeに影響しない
    (勝手に止まったり、必要以上の警告が出ない)

  • 現場の機材が最小限で済ませられる

  • テロップ挿入等も可能


使用機材

現場

カメラ:Canon XF605
伝送機:LiveU Solo SDI/HDMI
回線:povo*2, 日本通信, NUROモバイル 計4回線

伝送中継

SRTリレー:AWS Media Connect

受けサブ

OBS Studio

構成図

選定理由

カメラ
ワイド~テレ端まで広いもの、NDフィルタが入るものを使用

伝送機
山頂の弱回線を想定し、ボンディングで安定して伝送できるものを使用

AWS Media Connect
両端で固定IPを持てない時・ポート開放が出来ない時でも、SRT伝送を実現せるための手法
MediaConnectが中継に入り、固定IP/開放ポートを提供する
詳しくはこちら

受けサブ
今回は単純にSRTを受けてRTMPで吐ければ何でも良い。
小規模・帰省中で荷物減らしたかったのでOBSですべて行う
リモートデスクトップで現場から操作を行う
やり方は色々あります。例えばAnyDesk

iPhoneからWindowsを操作できるので、現場スマホひとつでOBSの操作が行えます。


当日の様子

現場

三脚は軽いものをチョイス
外気温は超低温のため伝送機はカメラケースで保温
povo2回線はUSB | 日本通信はLAN | NUROモバイルはWi-Fi
無事に晴れてくれました


受けサブなど

簡易的にOBSで受けました


配信映像

ウォーターマーク・LIVEテロップ・情報テロップを挿入

ここから宣伝

LiveUSolo、SRTリレー、受けサブノウハウ等、弊社で協力いたします!
お気軽にご相談ください

いいなと思ったら応援しよう!