32. #夫婦リモートワーク日記
コロナショックにより企業の働き方が在宅勤務へ切り替わっていると思いきや、導入企業は20%前後らしい。これからは在宅勤務を導入する企業は増えても減ることは無さそうだし、導入がうまくいかなかったとしても、コロナが明けた時に、じゃあまた今まで通り出社よろしく、はい喜んで!とはならないような気がしている。(なる?出社型のみなさん?)
有事ではあるものの、日本の働き方を嫌でも変えざるを得ないタイミングに生きていることを貴重な体験だよな、って思っている(真面目ポジティブ)。
わたしが関わっているミートキャリアはフルリモートで運営されているサービスだし、ミートキャリアの前に働いていたキャスターでも在宅だったし、ここ1年、わたしはフルリモートで働いている。世の中がコロナ、コロナと騒いでいても、わたし自身の働き方、仕事量は全く変わっていない。
この点においては、過去のわたしGOOD JOB!だ。2年前、自分の働き方をどうしても変えたかったわたしは、悶々と悩み続けた3年を経て転職をした。2年かけて今の働き方を手に入れることが出来た。迷いながらも決断して一歩踏み出して本当に良かったな、と今回のことで改めて思う。決してスムーズだったわけじゃない。転職してからもうまくいかず、次の会社を半年で辞めることになったり、その後、どうしたもんだよわたしの人生、と迷宮入りして半年間専業主婦をやってくすぶったりもした。だけど、そのひとつひとつの失敗という名のヒントが今のわたしを作っているので、人生ひとつも無駄なもんはない!とやっぱり思う。行動こそすべて!
ただ、今回のコロナショックで我が家も変わった。夫もフルリモートになったのだ。3/30から夫婦ともにリモートワークとなったので、日々の気付きをTwitterで #夫婦リモートワーク日記 として呟いているんだけど、ここら辺でまとめておこうかと。
まず、我が家の家族構成。
夫:40代後半、人材業界、管理職、これまではバリッバリの出社型だったけど5/6まで在宅勤務予定、リモート未経験。
妻(わたし):40代前半、ミートキャリアでキャリアサポーター(オンラインでキャリアカウンセリングするひと)、リモートワーカー歴1年
ビリー:ビーグル犬、2歳♂、飼い主に溺愛されすぎておやつ大量摂取しすぎて太ってしまったため、ダイエット中。おやつをあげない&1日1回散歩に連れていかないと暴動を起こしがち。リモートワーカー歴2年(わたしも出社型で働いていたときは、1日12時間以上の留守番をしていたリモートの先輩)
我が家には子どもがいないので、自宅保育をされているご家庭に比べたら100倍はラクに違いないけれど、それでも最初の1週間、わたしはとてもストレスを感じた。
我が家での夫婦リモートワークの実態を残しておく。
3食ごはん作る問題
これまで、わたし一人がリモートだった時は、朝早く起きれるときは出社前の夫にコーヒーとトーストくらいの簡単なごはんを用意して、自分は朝ごはんは食べない(眠くなるから)、仕事に集中しすぎて昼ごはんが16時に魚肉ソーセージ1本とか、ちゃんと昼を食べるにしても仕事しながらささっと食べられるお茶漬けを味違いで1週間とかザラだった。
が、夫婦でリモートワークが始まった瞬間、そうはいかなくなった。気になる、相手のごはん!
朝はわたしは食べない派だけど、夫は食べたほうがいいよな?と思うと、毎日朝早く起きる→ごはん作る、昼になるとダイニングで仕事をしている夫が戸棚をガサゴソしている音がする→昼ごはんを作る、今までは帰りが20時とか21時だった夫が家にいるわけなので、夜ご飯の時間が自動的に2時間ほど前倒しになり18〜19時ころに「仕事終わったー!」という声がダイニングからする→夜ごはんを作る、となる。ごはんを作るために、わたしの仕事の手を止めざるを得ないことに、Noooooとなっていた最初の1週間。
夫婦リモートワーク初日の我が家の1コマ。
『亭主元気で留守がいい』て言うひとの気持ちが全然わからなかったわたしだったけど、今回はじめて思った。(このnote夫が見るかもだけど、ごめんって先に謝る笑)とにかく自分の仕事のペースを乱されることがボディブローのように効いてイライラしていた。
しかし、昭和の価値観バリッバリのわたしは、男は台所に立たんでよろし!て思っていることがあって、黙って3食作っていた。ただ作るだけじゃない。毎日3食作るための買い物と献立考えるのとも相まって、わたしは飯炊き女じゃない、とさえ思った。(誰にも強制されてないのに勝手に思ってた笑)
が、ある日夫がテレビでコロナ離婚についての特集を見たらしく、
「ごはん作らなくていいからね!」と言ってきたのだ。
しかも毎日、わたしが3食ごはんを用意することに対して、申し訳なく思っていたらしい。
夫:「別にコンビニで買ってもいいし、ラーメン自分で作ってもいいし、俺の昼ごはんのことは気にしなくていいからね!(夫心の声:コロナ離婚怖いし)」
と言われ、わたしの妻としての責任感とごはん問題の負荷から一気に解放された。そして、夫がそう言ってくれたことで、改めて、わたしも3食ごはん作ることが相当ストレスになっていたことに気づいた。今までは仕方のないことだ、と諦めて我慢しているところがあった、ということを夫にも伝えることが出来た。
なので夫用に大量にサッポロ一番塩味(インスタントラーメン界の神)と冷凍食品を用意し、無理なときはコンビニへどうぞ、と言えるようになったし、たまに一緒にUberEatsを頼むことを自分の中で良しとした。
ちゃんと手をかけてごはんを作らないといかん、と思っていたのはわたし自身。固定概念って怖いねえ。いやいや、40過ぎた自立した大人のチームだよ、夫婦って。自分のごはんくらい自分で何とかすればよかったのだ。
全国の在宅勤務に切り替わったご主人に伝えたい。もしあなたの奥さんが3食ごはんを作ってくれていたらストレス溜まってるはずですので、自分のごはんは自分で用意する、もしくはたまには奥さんにごはん作ってあげるとか、何か美味しいもの買ってきてあげるとかしてあげてください。3食ごはん出てくること当たり前じゃないですからね!!!!自分が3食作ること考えてみてくださいよ。できる?ストレスなく?
音問題
これは夫婦リモートワークで最も課題となることなんじゃないだろうか?
我が家は、夫:ダイニング、わたし:5.5畳の個室、で仕事をしている。
別室であっても、お互いがビデオミーティングしている声が聞こえる。声が荒ぶっているときなんかは特に。
なので単純だけど、我が家では夫婦で朝礼をしている笑
お互いのスケジュール確認、今日は何時からビデオミーティングがあるか、社内か社外向けか、どの時間帯でどっちがビリーを散歩に連れていくか、仕事終わる時間はだいたいこれくらい、っていうのをすり合わせる。
で、どちらかがビデオミーティングがある時はドアをぴったり閉めるし、相手の領域には足を踏み入れないようにしているし、わたしはイヤホンをして音楽を聴くようにして、相手の声が一切聞こえないようにしている。
あと、音問題で言うと、夫は普段仕事をしながらテレビをつけてBGMにしている。新しい発見だったんだけど、わたしはテレビつけながらだと仕事に集中できない。無音or嵐、もしくは歌詞の意味を考えないでよい洋楽を爆音でイヤホンで聴くようにしている。
気をつけるのはオフィスで働くのと一緒だった
夫婦リモートワーク2週間を経て気づいたのは、夫とは別室で働いているものの、同じオフィスで働く同僚のようなものだな、と感じた。
とにかく一緒に働く同僚として、課題があったら話し合う、歩み寄る、情報は共有する、ということが大切だった。どちらかが我慢していてはいけない、風通しの良い社風であることが大事!
夫は自分の休憩時間の度にわたしの仕事部屋に入ってきては、
「元気?今日はどう?」
「荒ぶってたけど大丈夫?」
「ビリーの散歩いくけど、一緒にいく?それとも何か買ってくる?」
などと声をかけてくれる。ありがたい。鬼の形相で仕事をしているわたしも我に返る。
わたしは自分の分と一緒に夫のコーヒーを入れにキッチンにいくことで、彼に声をかける。
夫はリモートワーク初心者だったので、最初のうちはZoomの使い方とかリモートワークなりのコミュニケーションの取り方を伝授した。きっと日々の仕事で少しは役に立っていると願いたい。
これまで何十年も出社型の働き方だった会社が在宅勤務を取り入れるメリット・デメリット、仕事を進める上での難しさなんかも、同じオフィス(家)にいる夫を見ていると、なるほどなーと思う。(今度改めてnote書く!)
あと、夫婦で普段お互いに仕事しているところって見ることがないから、そういうのもいいな、と思う。夫の1on1の様子とかが聞こえてきて、おお、そういうやり方ね、もーらい!となったりして学び。
まあ、でも最後はこれ。リモートワークで家族との時間が増えたのが一番の収穫!夫婦+犬にとっての。
夫婦リモートワーク日記、3週目もがんばるぞー!
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