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私の漫画が書籍化するまでの「思考」「ステップ」
(全文無料で読めます)
「書籍にしませんか?」
まさか私の漫画が書籍として、全国書店に並ぶことになるなんて、夢にも思いませんでした。
私の漫画が書籍化されたきっかけは、出版社の編集者から声をかけてもらったことです。その話が来るまで、私はSNS等で漫画を発表する際に大切にしていた考え方がありました。これは、長年の画家としての活動で培った考え方です。
結果として、この考え方があったからこそ、書籍化に繋がり、今の活動にも良い影響を与えたと振り返っています。
それは、次のようなことです。
自分の創作物は、自分の名刺だと思え。
とにかく、名刺を配るつもりで漫画を広げていくことが大切だと考えていました。
例えば、
• Webメディアから漫画転載やインタビュー依頼が来たら、無償でも全て受ける
• 学校の通信などで「漫画を使ってもいいですか?」という依頼が来たら、無償で快諾する
• Kindleでも無料公開し、とにかく広める
出し惜しみせず、どんどん広めることが大事だと考えていました。
名刺を配るときにお金を取る人はいませんよね?
とにかく、どんどん配りまくるのです。
絵画の個展をするときも、必ず絵の画像や会場の風景などをSNSで発信し、作品カタログを作って無料で配布しています。
無名だからこそ、知ってもらうために投資を惜しまずしていこう!です。
絵画の個展自体、会場費などを払って自分の「名刺配り」のために開催しているようなものです。絵も滅多に売れないので、毎回赤字ですが、それでも普通のことだと思っています。
ここで、反対の考え方もあるかもしれません。
「自分の成果物に対して、相応の報酬をもらうのは当然の権利だ。」
創作者の間でよく話題になるテーマです。私も、もちろんその通りだと思います。自分の権利として、適切な報酬を受け取るべきだと感じています。
しかし、私はその感情を一旦脇に置きました。
Kindleで自分の漫画をまとめたとき、「200円くらいにして売っても、売れるのでは?」と一瞬考えました。しかし、冷静に考えてみると、100冊売れても2万円。そして、その100人にしか作品が届かない。
だったら、タダでもいいから1万人に届いた方が絶対に良いじゃないか、と気づきました。その結果、今までずっと無料で公開し続けています。
自分の作品を多くの人に知ってもらうことを最優先にし、影響力をつければ、もっと先に嬉しいことが待っているはずだと信じていました。
その結果、書籍が出版され、その他も人生が大きく変わるような素晴らしい経験を得ることができました。そして、何よりもたくさんの人に作品を読んでもらえたことが一番の喜びです。
この考え方は、今後も私のベースとなる考え方です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。
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