私を振った元カレへ
何でわたしより泣くんだよ。
泣きたいのはこっちだよ。
泣いて泣いて私を困らせるくらいなら振らないでよ。
へなちょこで根性なしで何も考えずに思った事全部言っちゃうところ。全然変わってない。
付き合ったのは二度目だけど、君は何も変わってない。
別れたのにまだ連絡取りたがるところとか。
未練タラタラなこと言ってくるところとか。
暇電とか言って「何か話して」って私に話させるところとか。
その上夜中まで私に話させといて勝手に眠たくなっておやすみって電話切るところとか。
付き合ってる時より別れた後の方が私の話を聞いてくれるところとか。
「俺、彼女できるかな」って聞いてきて、
「今のままじゃ出来ないんじゃないのかな」って返すと本気で落ち込むところとか。
落ち込んでるくせに彼女出来ないと思う理由聞いてくるところとか。
それでさらに落ち込むところとか。
付き合ってる時はこんな話聞き流されてたのにね。
一緒にいるのが当たり前の存在だなんて思ってたの?
一回別れた時は、お互い未練がなくなるように連絡先を消したけど、君があまりに泣くから週2くらいでダラダラと連絡を続けてる。
こんなのもうやめた方がいいのにね。
わかってるよ。
君が未練タラタラなのも。
普通の友達に戻れないことも。
写真送ってくるなよって言うくらい私の顔を見たらきっと思い出が溢れ出てくるんでしょ。
長かったもんね。
どこに行っても君との思い出ばっかり。
他の人と行っても君との楽しかった思い出を比べちゃうよ。
どの女にも負けないくらい長い時間を過ごした自信があるし、どの女にも負けないくらい強い気持ちがあった自信もある。
君はへなちょこの根性なしだから手を繋ぐのもハグもキスも全部全部私から。
というか、君が言いやすいように誘ってたのかも。
わたしの部屋にはもう君の匂いはない。
照れ屋の君がいつも顔を赤くしながらうずくめてたプーさんのぬいぐるみから君の匂いはもうしない。
君の匂いを感じて眠っていたあの頃の私はもういない。
君からもらったものなんて気にせず使ってやる。
だって普通に良いものだもん。
物に罪はないでしょ?
君の匂いが日々なくなっていくプーさんのぬいぐるみを抱きしめながら涙を流す夜はいつの間にかなくなっていた。
君が好きだって言うからショートにした髪もミディアムまで伸ばしてやった。
「パッツン前髪の女子はなんか嫌なんだよね」って言うからパッツン前髪にしてやった。
本当はショートなんて私からしたら勇気のいることだったんだよ。
しかも伸びてきたらなんだか微妙だし。
本当は前髪をパッツンにして、薄くするのがしてみたかった。
濃いメイクが好きだって言うから慣れないメイクもたくさんした。
なのに君は「まだ薄いよ」って。
何様だよ。
赤いアイシャドウなんて好きじゃない。
ブラウンで揃えたいの。
だけど「赤い方が好きかな」って君が言うから。
だけどもう君の好みに合わせない。
私の好きなように。したいようにする。
一応私は振られたんだよ?
君は私を振ったんだよ?
振ってきた奴になんかもう絶対恋しない。
次はないんだよ。
本当にさよならなんだよ。
一度目は私から振ったからまだ好きになっちゃう可能性はあった。
だけど振られたから、もう可能性なんてないよ。
自分勝手なんて言われるかもしれない。
それでも構わない。
君はせいぜい未練に浸って足掻いてろ。
私は前に進むから。
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