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0歳娘の重度アトピー奮闘記 vol.7

「グルテンフリーの落とし穴」

「グルテンフリー」って聞くとどんなイメージでしょうか?

健康的そう、身体に良さそう、ダイエットになりそう
そういう感じかなぁ。

今や、グルテンフリーの色々な商品が出ていますし、ダイエットや健康法として色んなところで紹介されている考え方ですよね。

わたしたちも、なんか小麦粉食べない感じのやつだよねーという知識の状態から、色々な人のお話を聴いたり、本などで勉強していきました。

グルテンフリーについての元々の知識

その結果、例えば我々はこんな考えを持っていました。

■グルテンは腸に負担をかける
ほら、ラーメンやパスタ、パンなんかを食べると米食べたときよりも眠たくなるでしょ?
→うんなんかそんな気がする!

日本人は小麦食には向いていないんだよ
→ほうほう。それもなんかそんな気がする。知らんけど。

■精製されているものは身体によくない
白砂糖などは脳や身体に負担で中毒性がある
お米や小麦なども精製されていればいるほど身体には悪い
玄米や全粒粉小麦などはその反対で自然に近いから良いもの

■品種改良は危険
現代の品種改良が進んだ種類は危険で土着なものとか、古代種は、
古来から先祖が食べていたものだから、そういう種類の方が安全で栄養も高い
固定種・在来種の種は良いモノ。古代小麦なども良い。

さらに
アトピー→アレルギーっぽい→小麦避けよう
と短絡的な考えも更にグルテンフリー思想に拍車をかけました。
(小麦アレルギーって決まってもないのに・・・)

ということで、以前からこのような傾向があったのに加えて、グルテンフリーに舵を切っていきました。
うどん・ラーメン・お好み焼きなどを食べることがパッタリとなくなり、小麦粉も家にはありません→全部米粉に変更。
そして以前から使っていた油は米油かオリーブオイル。

これが偏った知識だったと思い知る

結果、一番ひどいとき、一番痒みの元になるのがお米だったことがわかりました。毎日のように米粉にまぶして米油で唐揚げ揚げてご飯炊て食べてました・・・

そして、むしろ、肌が炎症して痒みが出まくっている身体には、精製されているものの方が負担が少なく痒みにならないことや、アレルギーのために品種改良されているお米などのありがたみも知りました。

どれだけ良いとされているものでも、摂り過ぎや場合によっては逆効果だということが、身をもって知る体験でした。でも自分自身がそこにハマっているってわからないんですよねー。

ハマっている当人が気づかない理由

だってね、いっぱい勉強して、いろんなとこ買い物いって、良いモノ集めて、食べてるんだもの・・・と正当化モードになってしまってしまうのだと思うんですね。後から自分達のあの頃の状態を客観視するとそう思うわけです。 

こういった、頑張って勉強して足を使って得た知識とか、その経験や体験、その道の先輩で尊敬している人に教えてもらったこと、などなどに固執したり、頼り過ぎたり、偏り過ぎたことによって、原因を客観的に見つめ判断するのに遅れた部分があったように思います。

そして、知らず知らずに二元論的に考えてしまっていて、
自分たちが勉強してきたこと=良い
それ以外のやりかた=悪い
と頭の中で思ってしまっていたんだと思います。

そんな状況で
痒みの元をせっせと摂取して、アトピー火災に対して薪をくべてたんですね。情けない~。

そんな感じで勝手にグルテン(小麦粉)を悪者にしていた落とし穴でした~。

小麦粉さんごめんね。

つづく

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