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挫折しないために考えたゆるすぎる自分ルール
留学中、いくつか自分ルールがあった。
「予習は必ずすること」「学校以外で1日1回は中国語を話すこと」
そして、私の中でこれが一番大事だったと思うルールが「日本語を極端に避けないこと」
いやいや、留学中は中国語にどっぷり浸かるべきでしょ。(と言う意見もありです)
でも、知り合いもいない場所に行って、しゃべり慣れてもいない言葉で生活しなきゃいけないんだから、少し自分を甘やかしておこうと思ったのだ。
日本語OK、日本のドラマも中国語字幕ならOK。(台湾には日本のドラマ専門チャンネルがあって中国語字幕で日本のドラマが見られる)
ただし、本を読んでると日本語に浸かりすぎて頭の中に中国語の入る隙間がなくなる感じがしたので、日本語の小説はなるべく読まないようにしていた。
留学に行くと決めたときは、やっぱりペラペラになりたいし、中国語にどっぷり浸かって、現地でどんどん友達を作って…というような、ザ・留学生活みたいなのを一瞬想像した。
でも、そもそも友達がたくさんいるタイプじゃないし、すごくおしゃべりなタイプでもない。
台湾に行ったからといって、基本的な性格が変わるわけないんだから自分に合った留学生活を組み立てないとすぐに挫折するだろうなと思ったのだ。
結果、この日本語OKルールが私にはかなり効果があった。
疲れたら日本語に逃げていい余白が、いろんな面で余裕に繋がったんだと思う。
友達ができなかろうが、多少会話に入っていけなかろうがこんなものかなと思えたし、授業で言ってる内容が分からなければ隣の日本人に日本語で「今のどう言う意味?」とか聞いてしまえばいいのだ。
このくらいでいいよ、と言う余裕のおかげで生活に余計なストレスはなかったし、友達もそこそこできた。上々の留学生活を送れたなと思っている。
何かを始める時は肩の力を抜いて気楽にスタートしてみるのも悪くない。このくらいでいいよ、くらいの方が変に力まず、気楽に目標に向かって歩き続けて行ける気がする。