ライザップが何する企業か知ってる？そこからわかるオリジナルビジネスのヒント

西山です。

タイトルにもありますが、あなたはライザップが何をする企業かご存じでしょうか？

「ダイエットの会社でしょ」「フィットネスするところでしょ」は少し違うんです。

自分も様々な経営者様に起業のいろはを教わってきたのですが、その際にライザップの事例を出す人めちゃくちゃ多いんです。

というのもライザップがマジで使いやすいんですよね、事業的にも知名度的にも。

フィットネスで「自信」を提供している

僕の記憶の中の話なんで厳密には違うかもしれないんですけど、ざっくり言うとライザップが提供しているのは「自信」なんです。フィットネスを提供してるわけじゃないんです！

ライザップ英会話とかライザップゴルフとか他の事業もあった気がしますが、それらも全部お客様に提供しているのは「自信」です。

CMを思い出してほしいです。

太っているひとがﾃﾞｰﾃﾞﾃﾞｯという効果音の中、お腹の肉をつまみながらうなだれてたかと思ったら急にスリム体型になって明るくなるあのCMです。

よ～く考えてみてほしいんですけど、あのCM見ただけだとライザップが何する会社かわからなくないですか？

でもCMを見た人たちは、「自分もこんな風になりたい！」と思って店舗に駆け込むわけです。

そしてそこで初めて、担当のパーソナルトレーナーがついて食事とトレーニングの管理をしてくれるということを知らされるんですよね。

でもお客さんからしたらぶっちゃけ内容はどうでもいいんです。パーソナルトレーニングだろうが、ファスティング(断食)だろうが、エアロビだろうがボクシングだろうが、とにかくあの理想的なボディになれればなんでもいいんです。

ライザップの金額は40万円以上だった気がしますが、お客さんは「あの理想的なボディ」に大金を払うわけです。

そしてライザップ社は、「理想的な体になって自信をつけてほしい」という理念のもと経営をしている。だから結果的に、お客は「自信を持てる自分」を手に入れるためにお金を払うんですね。

サービス立ち上げのヒントになる

かくいう自分もフリーランスになったときは

「スキルを身に付けなきゃ」
「自分は喋るのが得意だから声優・ナレーターで稼ごう」
「プログラミングの仕事なら高単価な案件が取れるかも」

などなど、「何で稼ぐか」ばかりにフォーカスしていました。

でも本当にしなくてはいけないのは、

「お客さんの映像作品を高品質なものにするためにはどうすればいいだろう？」
↓
「編集のクオリティ、高音質のナレーション、綺麗な動画が必要そうだ」
↓
「なら自分は高音質なナレーションでお客さんを支援しよう」
↓
「高品質な映像になったおかげでお客さんも稼げるようになってWin-Winだ！」

という思考の仕方なんですよね。

「どうやってその考え方すればいいの？」とわからない場合は、まずは過去の自分を参考にしてみてください。

かつてのすごく困ってた・苦労してた頃の自分が何を欲しがっていたかを考え、そこから提供するものを考えていきます。

「過去の自分は自信を欲しがってたな～」と思ったら例えばメンタルトレーニングサービスを考えるとか。

「肩こりに悩んでたな～」と思ったら整体とか。

「恋人できなくて困ってたな～」と思ったら結婚相談所とか美容師とかメイクアーティストとか。

こう思うと無限大にアイデアが浮かぶと思うので、ぜひやってみてくださいね！

注意点

この考え方をするときに気を付けるのが、「稼ぎたい」という悩みの扱いかたです。

「過去の自分はお金が稼げなくて悩んでたな～」という思考をしてしまうと良いビジネスが浮かびにくいので、「お金が稼げたら何がしたかったのか」に着目するようにしてください。

「お金を稼いで豪華な結婚式をしたかったな～」だったら低価格で結婚式を開けるようにするウエディングプランナーになるとか。

「お金を稼いで家を買いたかった」だったら良い家探しを手伝うアドバイザーとか。

ここらへんを間違うとあとあとモチベーションを失う原因になってしまうので、あくまで「本当に欲しかったもの」について考えるようにしましょうね！

未来へ

自分の場合は「挑戦できる人生」を提供するためにビジネスパーソン向けボイストレーニングや、セミナー・プレゼンのやり方講座を提供していました！

ぜひ暇なときに考えてみてくださいね！ではでは。