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秒速で共有される訃報に人生観が揺さぶられる日々【まさかあの方が】

司法書士という仕事がら、人が亡くなることは日常のことで、その先後において残される家族の支えとなることが役目であります。そのため、ある程度は、平常心を保てるつもりでいます。

しかしながら、このところ、知人だけでなく、私にとって著名な方、こどもの頃からのスター、影響力のある方や一度お会いしてみたかった方が続々と亡くなる報せにふれて、傷心しています。

厄年とはうまく表現したもので、40歳を過ぎてからは急に、私にとっての訃報が増えたように感じます。それなりに歳をとり、だんだんと友人が先立っていくのを寂しそうにされているお客様と話すこともありますが、なんとなくその感情が理解できるようになってきました。

そんなに慌てなくても、生き急がなくても、と忠告いただきます。しかし、人生の折り返し地点に立っているわけですから、またいつか、と思って機会を失うことへのおそれはだんだんと大きくなってきます。それゆえに、【今、やってみたいこと】に対しては、もっとも執着している自覚があります。

無念だ。

欲張りゆえ、最期にこのように思いたくありません。そんな思いは、誰しもが多かれ少なかれあるはずです。私は、やってみたいことや好きなことは、生きているうちに経験しつくしたいと行動することにしています。あまり他人のことばに左右されず、自我を保ってきたつもりですが、それでも人の死が私の考えに与える影響は計り知れないものです。

少しばかり、おセンチな気分で休日を過ごすことにいたしましょうか。

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野田啓紀@よく食べる司法書士
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