記事一覧
正と性 〜『正欲』/朝井リョウ〜
【私のお気に入り vol.7】
『正欲』/朝井リョウ
かつてこれほどまでに興奮した本があっただろうか。
「多様性」という言葉で小綺麗にまとめられた括りから、はみ出さざるを得ないマイノリティ達の孤独と繋がり、受け入れる(笑)世間の醜さと心の揺れ、「正しさ」について、これでもかと言うほど、意地悪に秀逸に描いている。
抱いた感想の全てが、この本の前では陳腐である。
現代社会に辟易としてるそこの貴
曖昧さと社会 〜キリエのうた〜
【私のお気に入り vol.6】
キリエのうた
3時間という長編であるこの作品、よほどの映画好きじゃなければ少し躊躇ってしまうのではないだろうか。
私は特に映画好きでもなく、半年に1〜2回見る程度なのでかなり躊躇った。躊躇いながら見た結果、非常に面白かった。まず、3時間という時間設定についてだが、内容的には妥当だと思う。
昔3時間ほどの洋画を見た際、
「もうすぐ終わるか、?」「まだか〜」
を誇張
至高のコント 〜旅人/ロングコートダディ〜
【私のお気に入り vol.5】
【コント】旅人/ロングコートダディ
私史上、最高のコント。話が下手な人の解像度が高すぎる。脚本を考えた堂前さんも、これを演じ切る兎さんも半端ではない。兎さんは元からこういう人だと思わずにはいられない。それくらいのリアリティ。
最後、芋が生焼けなところも、こんな奴見たことないのに妙に鈍臭くてリアル。面白すぎる。
忘れた頃に読み直したい本 〜『生きることに疲れたあなたが一番にしなければならないこと』〜
【私のお気に入り vol.4】
生きることに疲れたあなたが一番にしなければならないこと-加藤諦三の新・人間関係論-
全てに共感した訳ではないけど、心がすっと軽くなる一冊。読み終わった後は何故か号泣していました。親との感情共有を無闇にしようとしなかった(共感されなかった&感情的になると怒られた)過去を思い出した、今でも友達にも何も相談できない毎日、どうせ理解されないだろうという過去の経験からの思
音楽というもの 〜深夜高速/フラワーカンパニーズ〜
【私のお気に入り vol.3】
深夜高速/フラワーカンパニーズ
どうしようもない夜に聴くと効く曲。答えのない問いに頭をぐるぐるさせて、自分も何もかも嫌になった時、散歩しながらこれを聴いて心を落ち着かせる。激情を呼ばずとも、なんとなく日常に寄り添ってくれる温かいもの、音楽というもの。
真っ直ぐ👊🏻 〜せいやが歌う「青春の影」〜
【私のお気に入り vol.2】
せいやが鬼レンチャンで歌った「青春の影」をフルでカバー【THE FIRST TAKE】
最近流行りのテクニックやらも何もない、ただただ真っ直ぐな歌声に魅せられます。しんどくて生きたくもない毎日だけど、これを聴くと不思議と未来に少しの光を感じます。ただのいちファンでも分かるほどに、不器用なほど誠実な彼、結婚おめでとうございます。
食欲減退ラジオ 〜マユリカのうなげろりん!!#91〜
【私のお気に入り】vol.1
マユリカのうなげろりん!!#91 「試作」
痩せたいのに何か食べたくて仕方ない時は、これを聴けば一発で食欲が0になります。
中谷が至って真面目にゲロまずい創作そうめんを作っていることが愛おしいです。阪本は体を張りすぎている。