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Day10_DX人材育成講座 マーケティングとブランド 

0.本日のアイコンプロンプト


1.マーケティングのゴールとは相手に成果を出すこと

マーケティングのゴールとは、相手に成果を出すことである。売り上げを上げる、課題を解決するだったりするなどの、相手にとって必要な成果を出すための活動すべてを指す。

マーケティングと言うと、いかにして売りつけるかみたいなイメージだがそうではなく、成果が出る売り方のアプローチを考え、きちんと勝たせることが大事。

飲食店のような実店舗あればマーケティングとは、ただHPを作るではなく、Google mapや食べログのようなポータルサイトやSNSで探す方が大事になる(HPは最低限の信頼性の担保としては大切だが)。

即席でつくったwebマーケティングの比較
Googleは検索エンジンをいじってキックバックもらったりしてない

2.マーケティングとは相手のナラティブにうまく乗せること

人はナラティブ(物語)に沿って動く。それはすなわち、自分にとって意味のある(わかる)ことでなければ行動しないということ。

ナラティブとは ユーザーと共創する「物語」 ストーリーとの違いも解説 | ツギノジダイ

ナラティブについて掘り下げていたらこのような記事が出てきた。

 本田さんは「ナラティブは物語的な共創構造」と定義しています、つまり、ナラティブとは、まず単なる企業情報や商品スペックではなく、人々を魅了し記憶させる「物語性」を持ちます。ただし、物語の主役は企業だけではなく、ユーザーや生活者などが関与できる余白が必要です。そして、その物語は一過性ではなく現在進行形で続いていくものです。

『ナラティブとは ユーザーと共創する「物語」』より

 これに対し、味の素冷凍食品の公式ツイッターアカウントが「冷凍餃子を使うことは『手抜き』ではなく『手“間”抜き』ですよ」「冷凍食品を使うことで生まれた時間を、子どもに向き合うなど有意義なことに使ってほしい」との投稿を返しました。
 日本では冷凍食品に対するネガティブなイメージが根強く、また「料理は女性が手作りするべき」との古い価値観はジェンダー論に関わるセンシティブな社会問題でもあります。こうした業界や社会が抱える課題に対し、二児の母でもあった「中の人」が心を込めて投じた意見は共感を呼び、投稿に44万件のいいね!がつきました。メディアで大きく報道され、社会を巻き込む論争へと発展しました。

『ナラティブとは ユーザーと共創する「物語」』より

上記の冷凍食品は一例ですが、見て回ると下記のように『物語』というワードを使うことで、ユーザーの人生に続く体験という印象を持たせます。左はブリリアなどで知られる不動産デベロッパーの東京建物、右はクレジットカードやローン会社のJACCSのCMです。

建物に住むことは、言わずもがな家庭の姿であったり、安らぎの場であったりと自分の人生にとって基盤となったり回復するというイメージがあるため、人生には不可欠です。
物以上の物語、というフレーズは、ローンで何か大きな買い物をする時に、目に見える物だけでなくそれに付随する経験や発見が人生を豊かにするというイメージを持たせます。
仕事や会社に比べると、長く続く大きな潮流を感じさせます。

左:東京建物  右:JACCS
ストーリーとナラティブの違い

企業が一方的にPRや広告を打つよりも、ユーザーの口コミやSNSでの評価の方が強い宣伝効果が得られることが多いです。これは芸能人や有識者のみならず、SNSの利用で誰もが発信者となることができるようになり、自身の経験や感覚を共有できることになったからだと思います。

そういった風潮の中では、自社がどのような思いで作ってきたかよりも、「この商品やサービスを利用するとこんなにいいことが起きる」という買い手目線に立つ語られ方の方が刺さるのだと思います。
こういった自分の人生の主役は自分である、自分のしたいことや自分の幸福を尊重していこうという考え方は物を買う行動のフックになっていると思います。

マーケティングとはそういった人のナラティブを想像し、無理なく乗せていく活動なのです。

3.小さなヒントから相手の困りごとに気づき、ナラティブを察する

マーケティングとは、あの手この手で売りつける、ではなく真っ当に真摯に、買う人のナラティブにおいて、必要なものは何かを見極め必要な形で適切に届けること。

マーケターに必要なことは「気が利くこと」でしょうというシーンが出てきた。気が利くとは、相手の行動の小さなヒントから、こういうことをやってほしいんだろうなと考えて渡せること。相手へのリスペクトから想像力で配慮が生まれること。

ほんまこれ

先日、自分がこんなポストをしたのを思い出しました。人により言葉選び全然違うの面白いですね。

「正確に」お客様の役に立つ行動

つまりマーケティングとは繰り返しますが「どう売るか」ではなく、その人が困っていることは何か、その人が考えていることは何か、それに対してリスペクトをもって観察することで、小さなきっかけからその人のナラティブを想像することができ、そこに乗せていくこと。つまり、人を理解しようとする活動である。

ザッカーバーグのコメントに泣いた

4.ブランドとは感情で利益が生まれる状態

感情的に『あそこだったら〇〇だね』という感想が定着し、それにより利益が発生している状態のことをブランドと言う。メリットを発生させるような“感想”を意図的に定着させる作業が、「ブランディング」。

基本的には掛け合わせるものは普通のもので良い。悪目立ちすることなく、みんなが望むものを愚直に実践していくことが長い目でブランディングに繋がる。

5.人の心を知り、学ぶこと

厄介なことに人は刷り込まれたNo.1を信頼し続ける習性がある

マーケティングとは、人の心に入り込んでいく行為でした。ココロの仕組みを正しく知って、人の心とは不合理に動くことがあることを知る。その上でナラティブに正しく乗せることが大事。

イノベーションとは、今までになかった価値をストーリーの中に生み出していかねばならない。それを新しく価値として感じてもらうための共感のマーケティングも必要。

あらゆる発信はマーケティングあってのイノベーションであるべき。そしてその情報を受け取る顧客は、スマホでソシャゲやSNS, YouTubeに時間を吸われており、悪用されたマーケティング手法により依存状態にされている。だからそれらに勝たねばならない。

講義の参考動画で出てきたヒュー!日向の「海、似合ってないね」いい動画ですよね。もうずいぶん前に見た気がしますが、ここにきてこの動画を見ることになるとは。
日常が上手くいかず、きれいな海を見に行って、現地の人たちの温かさに触れてみたら、今までの自分とは違う自分を知ることができた、という異文化に触れる(旅)体験をとてもきれいな形で誰ものナラティブに乗せることができている動画だなと思います。

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