やっさん/永安隆史

心に浮かんだよしなしごとをそこはかとなく書いていきます。社会哲学に興味がある人事。フリーランスで社外人事をやっています。

やっさん/永安隆史

心に浮かんだよしなしごとをそこはかとなく書いていきます。社会哲学に興味がある人事。フリーランスで社外人事をやっています。

最近の記事

社外人事との付き合い方 #人事の頭の中

社外人事、エスノグラファー人事との付き合い方 2020年1月から社外人事、様々な組織をフィールドワークするエスノグラファー人事として活動を始めました。社外人事としてサービスを提供している企業もありますが、あまり一般的には知られていません。社外人事ってなんだろう?どういう頼み方をしたらうまく活用できるのだろう?そういった疑問についての考えをまとめてみたいと思います。何社かとお仕事をさせていただく中で自分なりに見えてきた景色をお伝えできればと思います。 社外人事が最初に聞くこと

    • コミュニティで編む本、コルクラボらしさってなんだろう

      「金木犀の香りがするね」 「え、全然わからないんだけど」 ぼくのコルクラボ本の思い出はこの2つのセリフに詰まっている。 コーチングをはじめた2019年 コルクラボの中でコルクラボ本と呼ばれている「居心地の1丁目1番地」。ぼくはひょんなことからこの本に校正のひとりとして関わった。この本に関わったのは本当にただの偶然だった。人事の仕事をするにあたって、もっと人のことを理解できるようになりたい、そういう動機から2019年2月にストレングスファインダーのコーチ研修をうけて、4月

      • サバティカル休暇で1ヶ月会社を休んでわかったこと

        ワークライフバランスが毎日のようにニュースを賑わせるなど働き方についての見直しが盛んな今日この頃、企業によってはリフレッシュ休暇という名目で社員に長期休暇を取らせるということがあるそうです。今回は自分が3年に渡って自主的に取り組んできたサバティカル休暇についての話。 サバティカル休暇って何? サバティカル休暇とは目的を問わない長期休暇のことで、大学の教授が数年ごとに取得していたのでぼくもやってみようと思った。実際、ぼくの大学時代の恩師もサバティカル休暇を取得していた。ぼくは

        • 変化が激しい時代のロールモデルの探し方

          新卒と話すなかで、ロールモデルという話をすることがあったので改めて自分の中でロールモデルとはなんなのかを言葉にしてみようと思った。 ベンチャーにおけるロールモデル探しの難しさ 自分と似ている人をメンターやロールモデルとして見つけて、その人のキャリアを参考にしながら自分のキャリアの羅針盤にするという考え方だと思う。このやり方は社員数が多くて将来が安定している企業においては選びやすい選択肢なのだと思うけど、社員数が少ないベンチャーではそういう人を見つけることが難しいのではないか

          #羽賀部読書会 に参加して「インチキ君」を読んできた

          #コルクラボ の部活動である #羽賀部 が主催して開催された、 #羽賀部読書会 に参加してきました。参加された皆さんのツイートをまとめながらレポートっぽいものを書いてみます。 会場は羽賀翔一原画展を開催している、羽賀さんとゆかりのある根津カレーラッキー。原画展は8月24日までなので興味のある方はお早めに! 会場でもらったポストカード。記念品です。 今回は急遽一般募集が決まったため、告知が直前になりましたがpeatixで募集され一般参加の方もいらっしゃいました。 前日ま

          #羽賀部読書会 に参加して「インチキ君」を読んできた

          「宇宙兄弟」から学んだリーダーシップの新しい形

          宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。 長尾彰 社会人インターンを始める前に、悩んでいたことに長尾さんの本を読んでどのように取り組んだのか。社会人インターンのため1ヶ月仕事を休むことになりました。社会人インターンという新しい挑戦は、この空白期間をフォローしてくれた同僚がいたからこそ実現できたのです。本当に感謝しています。 が、このフォローしてもらえる体制もそんなに簡単に作れたわけではなく、いろんな悩みや難しさがありました。今回はその話を書きます。 社会人インター

          「宇宙兄弟」から学んだリーダーシップの新しい形

          オンボーディングで有効なチャットのログを読むということ

          チャットのログを読んでコンテキストをキャッチアップする チャットのログには、「誰が、どういうコンテキストで、何を、誰に対して、どのように伝えたのか」が表現されています。チャットのログを読むことは、そこに含まれる文脈や人間関係を理解するということだと思った。Wikiなどにまとめらた静的な情報にはこういった文脈や人間関係といった前後関係はすべて削ぎ落とされて「何を」しか残っていない。Wikiを読んでもコンテキストをキャッチアップすることはできない。 オンボーディングのプロセス

          オンボーディングで有効なチャットのログを読むということ

          相手に寄り添って仕事を再構築する

          自動化に関わるビルドエンジニアとして、仕事を再構築するということはよく直面する課題です。いろんな試行錯誤をしていく上で、最初に仕組みから考えると試行錯誤にコストがかかり過ぎてしまうので難しい。そのために、まずは最初はさくっと試して結果を検証するというやり方をすることが多いです。今回はその際に自分が大事にしている考え方をまとめました。 仕事を再構築する上で、その仕事に関わっている人のエネルギーを使うのは難しいということをよく理解する必要がある。その仕事に関わっている人は現状の

          相手に寄り添って仕事を再構築する

          人の話を聞く5つのテクニック

          相手と信頼関係を築くには、相手の話を聞くということが必要になります。この話を聞くというスキルがもともとなかったので、後天的に身につけたテクニックについてまとめてみました。 共感 共感は相手の感情に理解を示す行為です。同感は同じ感情になることですが、共感は理解を示すということです。「なるほど、その時、そういう気持ちになったんですね。」といった返事ですね。同感すると相手の感情にひきずられてしまいますが、共感は理解を示すことなので相手の感情に強くひきずられないように意識します。

          人の話を聞く5つのテクニック

          コミュニケーションのあり方をデザインする

          成果を出すために、コミュニケーションのあり方をデザインするのはチーム運営にとって非常に重要だと思っている。そのために、どんな考え方ができるのかをずっと考えている。「コミュニケーションの問題だ」と言うのは簡単だが、それでは何を食べても「おいしい」と言ってるのと同じで解像度が低すぎて問題を理解する事には役に立たない。 コミュニケーションを分類する ここでは「同期コミュニケーション」と「非同期コミュニケーション」にコミュニケーションのスタイルを分類してみる。この2つに分類すること

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          とっても面白いビルドエンジニアという仕事

          コルクで社会人インターン始めて2週間が経ちました。1ヶ月という期間の中でどんな成果が出せるのかとビクビクしながら始まりましたが、最近では業務の自動化に焦点を絞って仕事をしています。その中で「なんで自動化に興味を持ったの?」という質問を受けたので、自分なりにふりかえってみました。 面白法人カヤックでは、ゲームをつくっている事業部があります。その事業部の中にゲーム技研という部署があり、そこでビルドエンジニアをやっていました。ゲーム業界では近年注目されるようになった職業ですが、一

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