最近、家ではよく環境音が流れている
最近、妻はマインドフルネスアプリを楽しんでいる。瞑想をしたり、ストレッチをしたり、なんだか心地よさそうだ。僕は横で見ているだけだけど、ついでに穏やかな気持ちになれる。
さて、そのアプリでは「環境音」を流すことができる。環境音とは、私たちの身の回りで聴こえてくる音で、そのアプリでは特に雨や波の音など、自然系のストックが充実している。そして最近、家でよく流れているのは「モスクワの森と鳥」という、鳥のさえずりの環境音だ。
朝、僕はnoteを書いていて、妻は日記をつけている。同じ空間にいながら別々の作業に集中をしてるのは、少しだけ寂しい気がしてしまう。そんなとき「環境音」が流れていると不思議と気持ちが和らぐ。別々の作業をしていようとも、ふたりで一緒に音を楽しんでいる時間と感じられるからかなと思う。
こうして「環境音」は、最近の我が家のBGMとして定着した。音楽と違って集中できるのがいい。単調ではあるので、シーンに合わせて様々な環境音を流しわけていきたいな。
・・・
昨日は関東では珍しい大雪だった。僕は外出で、妻は在宅でその日を過ごした。
僕が大雪に見舞われながら、さみーさみーと帰ってきた時、家に流れていたのは「スイスの山小屋」という吹雪の環境音。窓際にスマホをセッティングして、まるで外から聞こえるかのようにしていた。外には出たくないけど、大雪気分を楽しみたいらしい。
「あ、ごめん、これじゃ寒いよね」と、妻はスマホをローテーブルに移し、今度は焚き火の環境音を流し始めた。いつの間にか、すごく使いこなしていて感心する。
ソファに並んで座り、さっき撮ってきたばかりの雪道の写真をひとつずつ見せてあげた。