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「機」をどう捉えるか?を変えると…「好機」が得られる
カテゴリーサポートリーダーという仕組みが前職ではありました。
大手スーパーセンターであるトライアル社のカテゴリーキャプテンを参考に、主要カテゴリーの棚割を分析力のあるメーカーと小売の二人三脚で考え、棚全体の収益を上げようという取組みです。
前職で〇〇のカテゴリーサポートリーダーであったP&Gの方々のプレゼンを聴いている時に、やたらと「機会」という単語を使っていたのが耳に残り、気になりました。
例えば、対象カテゴリーの月次実績が同業他社平均と比較して、著しく低いという望ましくない結果だったことを、「ここに機会があります」と彼らは表現する。
一般的な感覚だと、望ましくない結果なのだから、ピンチである「危機」とリスクとか言いそうなものです。
その時、気になったので、「機」の付く言葉を並べてみると。
危機
機会
機敏
機転
機運
動機
機先
機嫌
待機
機微
好機
機械
機関
…
そして「機」という単語を調べると、「物事の起こるきっかけ。また、物事をするのによいおり。」という意味が最も多く出てきて、多くの方の印象もこれではないかと思います。
「機」には「物事の大事なところ。物事の分かれ目となる要。」という意味もあるのですね。
つまり、「機」をいかに機敏にとらえて、どう生かして「機会」にするかは、物事の大事な分かれ目になるということです。結果として「好機」だったという状態になるためには。