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酒造りはコラボレーション「発酵道」読了本
ひげあんです。
ブランドデザイン、ブランディングを推しています。
ブランディングを達成するためにはデザインが必要で、デザインはモノを作ると思われがちですがじつはコトづくりです。コトづくりにはチームブランディングというチームワークが必ず必要です。そしてデザイン、プロダクト、セールス、マーケティング、それらもひとや道義、真理、自然の流れに逆らわないという概念も大切です。
そんなことを感じる本を読みました。
購入し最初に読んだのは10年ほど前になります。そして最近読み直して内容が沁み渡りました。いまの時代に必要なこと、気づきがあると思います。
経営者さん、マネージャー層、デジタルプロダクトの方におすすめです。
酒造りの本です。
発酵道: 酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方
寺田本家:寺田 啓佐
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わたしの地元の近くに発酵の里、神崎という地域があります。千葉県神崎町、利根川沿いです。
寺田本家と鍋店という二大酒蔵があります。
その寺田本家さんの発行した書籍ですが、ものづくりにかかわるみなさんに再認識してほしい大切なことが綴られていました。
発酵とは何か
酒造りには発酵が必要なことは誰しも知っていると思います。
発酵は微生物の分解、腐ることとも言えます。そのなかでひとに役立つことだけを発酵と人間が名付けただけ。害をなすのか有益なのか、それはひとからの視点にほかなりません。
視点によって価値は変わります。
発酵はコラボレーション
寺田本家さんは自然酒をつくっています。
自然酒ができるまでの発酵プロセスはいくつもの微生物が関わっていて、しかもちょうど良くバトンタッチしていくそうです。
もちろん酒造りをするには、米も米農家さんも必要、スタッフには杜氏と蔵人や資格をもつひとも必要です。ひととひととしてのコラボレーションも必要です。
自然と向かうことの正しさ
自然酒を追求すると自然を見つめることになるようです。自然は、調和、収束する性質、方向性(ベクトル)がある。ゴールが分かっているかのように次々と繋がりあるべきところへ自然と向かっていくそうです。
自然界では遥か昔から、競争ではなく共創、共生していることが綴られていました。
わたしはチームブランディング、コラボレーション、HCDなどの巻き込みを推していますが、いまのビジネスの共創思考は微生物にとって当たり前のことなんだと知りました。がんばろう共創。
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裏面を見るだけで大切なワード満載です。
謙虚な姿勢、自分らしく、仲良く、共生、感謝と恩恵。
自然酒とは何か
酒は百薬の長とも言います。
なのにひどい二日酔いになるから日本酒は嫌だと言う方もいる。
なにごとも状況や量、バランスですね。
本物の自然酒は二日酔いにならない(なりにくい)そうです。自然酒は醸造アルコールを添加しない。自然の発酵だけ、その土地その家屋に棲む菌に発酵してもらう。ひとはすこし手伝っておいしいいいところをいただく。
調和とバランス
加速する、躍進させる、いまそんな領域もある。ただしひとも自然の一部である。無理しないで仲よくいきたい。
らしくいきたい。
無理とは何か。大変と辛いは違ういいなと思っていますい。
・自然との調和
・社会との調和
・ひととの調和
・自分との調和
調和ができれば大変でもポジテイブに進められるのかもしれない。自然との調和、いのち、自然科学、無理せず効果を最大限発揮する。らしさを発揮し、好きなことに最大限の力を使い、発揮する。
日本酒づくりのこの書籍はでぼくの感じたことです。
キーワード
自然、本物
キーワード
・自然、本物
・らしさ
・競争ではなく共創
・共生、調和
・想いからはじまる事業
コラボレーションや共創を推進する経営者さん、マネージャー層、デジタルプロダクトの方におすすめです。
ぼくの掲げるコンセプト
#かかわるみんないい感じ
調和のことかもしれないなと思いました。
おまけ、日本酒好きにお試しあれ
寺田本家さんいろいろな銘柄があります。わたしは五人娘、むすび、醍醐のしずく、香取を飲んでいきました。わたしが気に入ったのは五人娘です、すっきり飲みやすいうまみです。
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3月頃には酒蔵祭りが開催されていてコロナ前までは毎年遊びに行っていました。いまは復活したとか、「こうざき 酒蔵祭り」で検索できると思います。
そして発酵の里神崎には「道の駅神崎」がありそこで二大酒蔵のお酒はもちろん、様々な発酵食もいろいろあり、発酵好きにおすすめの立ち寄りスポットです。
ちなみに我が家は発酵にやられている妻がなんでも麹を使うし、家族総出で自家製味噌やレモン発酵シロップ、梅酒など作っています。発酵はチームワークですね。
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ぼくは酒豪ではありません、ゆっくりちびちび派です、ブランディングやデザイン、事業推進や自然や趣味の話も乾杯コラボレーションお願いいたします。
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