【TV show】骨が、イイらしい。【『武田鉄矢の昭和は輝いていた』】
こんにちは!
5月1日からNHK「みんなのうた」で、尾藤イサオ(マイラヴ。)の『赤鬼と青鬼のタンゴ』がリバイバル放送されますよ!というよろこびを、全宇宙に向けて叫びたいながおかです。
曜日によって時間がいろいろなのですが、主にEテレで流れます。カップリングはペギー葉山さんの『パンのマーチ』だそうです。
…字面上、いっしゅんだけ、♪〈そうだ、おそれないで、みんなのために〉♪ が頭の片隅をよぎって消えたかもわかりませんが、あのパンのかたではないようです、あのパンに限らず、広くパン類全般のマーチのようです。たぶんだけど。
まあね、『赤鬼と青鬼のタンゴ』についてはね、尾藤バージョンでもいろんなベスト盤に入ってるし、配信もされてるので、聞こうと思えばみんないつでも聞けたわけです。
加えて、YouTubeなんかでは、あのなつかしいカールおじさんぽいテイストのうさぎたちや、赤鬼どん(※つのつのはいっぽん)にも、青鬼どん(※つのつのはにほん)にも、いつでも会えたわけなんです。
なんです、けれども!
〈みんなのうたで再放送〉のよろこびは、それとはまったく趣を異にするものがありますね。
どういうふうに異にするかといいますとそれはつまり、
テレビジョン(ことに地上波)での放映は、とくにその番組を見ようと思ってつけたわけではないのだけども、という立場の善良なる市民たちが、
※ う っ か り 見 て し ま う 。
可能性がある、ということに尽きるのではないでしょうか。
※ う っ か り 見 て し ま い 、
しかるのちすみやかに、
※ う っ か り 尾 藤 を だ い す き に な っ ち ゃ う 。
可能性がある、ということに尽きるのではないでしょうか。
そうですよ、善良なる若きお父さんやお母さんが、洗濯物を干したり畳んだりあるいはリモートワークが佳境にさしかかったりしているそのちょっとの間、すこしだけ子守おねがいね、と、Eテレに幼児や嬰児の情操を託す、という可能性だってあるとおもうわけです。
それがたまたま〈みんなのうた〉のお時間で、その日がたまたま『赤鬼と青鬼のタンゴ』の回だったりする可能性だって、たくさんたくさんたくさんあるとおもうわけです。
そう、それはすなわち、日本全国の善良なる幼児や嬰児が、
《尾藤イサオの歌う『赤鬼と青鬼のタンゴ』及び、あのカールおじさんぽいテイストのじつにキャッチーなアニメーションに情操を託される》
可能性がいっぱいあるということです!
嗚呼、その際には、善良なる幼児や嬰児の身に、いったい何が起こるのでしょうか。
そうです。
※ イ ン プ リ ン テ ィ ン グ で す 。
うまれてこのかた、祖父母ののどかな鼻歌や、幼稚園の先生の爽やかな歌声などをもって〈おうた〉と認識していたであろう、いとけなくけがれないふたつの耳に、われらが尾藤の歌う〈つのつの〉がなだれこむわけです。おそらく、人生ではじめての、
※ カ ル チ ャ ー シ ョ ッ ク で す 。
…経験者なので語りましょう。
人生の入り口あたりで、うっかり尾藤イサオの歌に出会い、〈うわ!〉とおもってしまったにんげんは、その後二度と、尾藤のマジカルな歌声から逃れることはできません。
だってもう、なんていうかそれは、じかに
※ 魂 に 刷 り 込 ま れ る 、
衝撃のつのつのなわけです。
ていうか私の場合は『サラマンドラ』でしたが、つのつのでももんだいないとおもうわけです。
つまり、ええと、いったい何が言いたいのかといいますと、ようするに!
この5月から、ちいさき同志がたくさん増える!のではないか!
…という希望的な予測を立てているわけです。皮算用なわけです。
カモン、全国の善良なる幼児や嬰児たち。歓迎するぜ。だけど、油断するなよ。
※ こ っ ち の 沼 は 深 い ぜ ?
■ (さておき。)
ようやっと本題に入るようなていたらくできょうしゅくです。
4月23日のBSテレ東、『武田鉄矢の昭和は輝いていた』は、
キ ラ ッ キ ラ の 尾 藤 回 !
でございました。
いえ、回タイトルは〈尾藤イサオと山本リンダ~転進ヒットの秘訣〉でしたので、より正確には〈尾藤&リンダ回〉、でございました。
(誰が企画たててるの? てんさいなの? テレ東の誰かてんさいなの?)
この番組、以前(去年かな?)アニソン特集で尾藤が『あしたのジョー』を熱唱したこともあって、だいすきです。
わたしはわたしに尾藤イサオを見せてくれたり尾藤の声を聴かせてくれたりする媒体がおおよそすべてだいすきです。
ありがとうテレ東。ありがとうナナナ。声は博多大吉さんだったよね、知ってるよ、ナナナ。
■(さて。)
ひょっとして、なにかそういう放送倫理規定みたいなのがあるのですか?とふしぎにおもうほど、またしても、お約束通り、〈お若いですね!と驚かれる〉のターンからスタート。
しかししかし、そこは天下の金八先生。凡百の〈お若いですね!〉とはひとあじちがいました。
武田鉄矢さんの、尾藤イサオに対する〈お若いですね!〉に続くセリフは、
※ 〈 骨 が い い ん だ な ! 〉
というものだったのです。
?
骨が!イイ!って、ナニ??
って、あやうく3年B組らへんに置いてけぼりにされるとこでしたが、それはどうやら、
「顔の骨が、皮膚がピーンと張るかたちになっている人は、老けない」
という意味らしかったです。骨が…いい。
わたくし、これまで尾藤イサオのいろんなパーツについて、〈うん、ちょっと変態かな?〉とおもわれるような考察をくりひろげたりこのnoteにもちょっと漏れ出したりしちゃっていたわけですが、骨…!は!
ノーマークでした。うかつでした。
※尾藤のお顔がピーンとしてるのは、骨がイイから!
新説キタコレ。
番組冒頭からけっこうびっくりしましたが、なるほどともおもいました。
今後は尾藤の骨格系統にかんしても考察を深めてゆきたいと思います。
てゆうか、たいていの〈お若いですね!〉を《肯定する》スタイルの〈受け止めロックンローラー!尾藤イサオ〉をして、
※ 「それは初めて言われました…」
と困惑ぎみに言わしめる武田鉄矢説出現の瞬間を目の当たりにして、
だ い ぶ ん 笑 い ま し た 。
■
さて、お顔の骨もいい男!尾藤イサオのこのたびのいでたちは、
革ジャンも、シャツも、パンツもブラック!の、ロックみ全開ハードモノトーンコーデ。
かっけぇなあ、もう!!!!
おとなりに座ってる山本リンダさんが、きれいな赤に黒字でロゴの入ったフーディーを着てらしたので、一緒にうつった時のカラーバランスも含め、そうとう素敵。
トーク内容はおおよそ、〈曲芸師からロカビリーに〉〈歌詞を忘れてルルルル〉〈ビートルズ最前列〉の三本立てでお送りします!といった感じでした。
これはもうね、テレビ番組の編集スタイルとして、広くたくさんのひとの興味を引く話題をチョイスしていくと、そういうことになっちゃうんだとおもいます。いいとおもいます。
その中でも、〈ルルルル部分の、当初予定されていた歌詞〉が発表されたのが、たぶんテレビ的にはだいぶん新しかったのでは、とおもいます。
(実はわたくしは、昨年のジョーイベントで聞かせてもらってたので知ってた♡)
で、みなさんおっしゃる通り、あそこは歌詞があるより、〈ルルルル~〉のほうがいいよな!って、漠然とおもっていたのですけども、
そのことについてね、武田鉄矢さんが、
〈だって、ジョーっていうのが、そういう青年なんだよ。言葉で全部説明しちゃえるような男じゃないんだよ〉
っておっしゃっていて、〈それだ!!!〉とおもいました。
ちなみに、歌のラストで「ジョー!」って叫ぶのも、尾藤のアイデアなんだそうですよ。
■
あともひとつ、比較的メジャーなエピソードのなかで、〈ほほう!〉という新発見がありましたので発表させてください!
聞いて、おねがい、興味なくても聞いて! (←すごく言いたいらしい。)
ええとね、あのね、かの有名な片想いソング・『悲しき願い』を歌っていたころの、
〈リアル尾藤も片想いをしていましたよ!〉のターンで、
その片想いの相手が女子大生だった、みたいなことは以前どこかで聞いたことがあったのですけれども、こんかい、あらたな証言として、ていうか尾藤本人の証言なんだけど、
※ 「四つくらい年上のひとでね…」
てゆってて、《そ れ 初 耳 で す ! 》てなりました。
リアル尾藤がハタチ前後のころのことだとおもうので、おねえさんは、ざっと24~5歳。
…ええと。なにがどうとか、どうしてかとか、はっきりしたことは言えないのですが、あの。
※ な ん か 、 イ イ … !
〈ジーンズをはいたら不良〉の時代に、リーゼントでロカビリー歌ってる男の子と、
当時女性で大学生っていったら、おそらくけっこうな高学歴のお嬢さんですよね、
の、組み合わせ、いやもう、なんか、
※ す ご く イ イ … !
それはもちろんいったん振られますよね、みんなオイラが悪いのか?ってなりますよね、そんな話があるものか!ってなりますよね、
そのうえで、できれば紆余曲折あって、いろんな誤解とかあったのちにいい感じに誤解がとけたりして、
※ む し ろ 成 就 し て よ し !!
…と、フィクション脳のわたくしはおもうのだったけれども、
そんなこと言い出すといろいろ歴史が変わるのでダメだった。
尾藤にはわるいんだけれども、やっぱりきっぱり振られておいてもらおう。
■ (何の話だったか…)
あ、そうだ、番組中、個人的に〈わー!〉ってなったことがあって。
『悲しき願い』はアニマルズのカバーなんだよ、という話の流れから、
※『朝日のあたる家』を歌いはじめる尾藤!
に、さらに
※ 乗っかって、一緒に歌う武田鉄矢さん!
というすてき展開がありましてですね!!!
ふたりとも、単に〈歌いたいから歌ってる〉って感じの、ちょっと鼻歌っぽいユニゾンだったんですけど、
え? え? 〈尾藤イサオと武田鉄矢が、アニマルズをデュエットしてる映像〉…って、
これ自体がすでにだいぶんレアなんじゃないか???
ておもったんですけど、それについては誰も何もふれずに、さらさらっと話題の波に埋もれていったので、わたくしは、
※ スターのみなさんは、自分がスターである件についてわりと無頓着。
である、という、うすうす気づいてた法則について、確信を深めたりなどしました。
あと、尾藤にかんして言えば、
〈曲名が出たら、ひとくさり歌いがち/とくにプレスリー〉の法則、
というのもおおよそ証明されつつあります。
『ハートブレイクホテル』は99%くらいの確率でうたうよね。
■(そんなこんなで、)
山本リンダさんのターンも素敵でおもしろかったし、
なんといっても、〈リアルタイムでナウオンな尾藤イサオ〉のビジュアルを眺めていられる、というのがTV番組のいちばんすばらしいところ!っておもうにつけ、
うん、たしかに、昭和もすっごく輝いていたけれども、
※ 令和も、けっこう、輝いてんじゃね?
…という結論に達しましたよ、というのを、本日のビ活のまとめとさせていただきたく思います。とくに尾藤がキラキラですよ。かしこ。
( スカルのイラストの ↓ )
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