[JS-Pro.]素人の私がデジマケを担当させて頂けるようになったお話④〜データをもとに提案する〜
この記事は、Javascript専門のプログラミング学習サイト「JS-Pro.」の宣伝を含みます。(ぜひ、公式サイトにもアクセスしてみてください!)
前回のあらすじ
JS-Pro.は2020年1月に設立された、オンラインプログラミング学習サービス(現在の主力はJavaScript)の企画・開発・運営を行っている企業です。
Google Analyticsにて重要指標をデータで掴み、JS-Pro.の状況を把握した私は、結果を共有すべく資料をまとめ始めました。
※ 詳細な数字は公開を控えさせていただきますが、雰囲気を感じてもらえればと思います。
ミーティングにて
私「本日にかけて主にGoogle Analyticsから取得できるデータから傾向を確認させていただきました。」
そういいながら私は箇条書きのリストを差し出した。
(図:箇条書きのリスト。実際に共有した資料の数字を伏せた版)
JS-Pro. 「ほぅ..わかりやすい数字ですね。可視化すると..」
私「こんな感じになりますね」
(図:ページごとの滞在ユーザー数、離脱率)
私「こちらは新規ユーザーの一般的なページ遷移になります。約1年間分のデータをもとに各ページに滞在している人数、逆に言えば離脱率を確認しました。」
私「有料会員になってもらうには、
① /code_runner/1/1 (無料レッスン) までたどり着き、授業のイメージを掴む
② /paymentページに移動し、有料会員登録をする
の2つのゴール(コンバージョン)があると思います。そのためにも /category/1 ページにできるだけ多くの人を流入させていく必要があると考えています。」
ページ遷移ごとの離脱率から見えること
私「例えばですが、現在は"/signin"を通らないとJS-Pro.のレッスンを体験できないようなフローになっています。この過程をスキップすれば、"/category/1" のページビュー数も増え、結果的に有料会員が増えることが見込めます。/signinを後回しにすることはできないんでしょうか?」
JS-Pro.「確かに無料で授業を受ける分には必ずしもsigninが必要なわけではないです。ただし、アカウントを作成することで全ユーザーの学習記録を残しているので、"signinはできればして欲しい。(=した方が後々ユーザーにとって振り返りやすくなる)"と思ってます。」
(図:JS-Pro.での達成率管理の様子。サインインしないと、この記録は残らない)
サインインせずにはじめるという選択肢
話し合った結果、/signin画面に次のような工夫を試せないかという案が出た。
(図:新しいサインイン画面のイメージ図 ※20210330時点では未実装です)
私「この施策を打てれば、『サインイン面倒だなぁ』で帰ってしまった人にも体験してもらえるようになるかと思います。是非やってみてはいかがでしょうか?」
ここで帰ってきた答えは「ぜひやってみます」でした。JS-Pro.の皆さんは行動力・実行力が高いところも非常にGoodです。今後もデータをもとにした提案、そして施策を打った後の効果測定を通して皆さんと仕事をしたいなと思う瞬間でした。
さいごに
これにて4作に渡った「素人の私が..シリーズ」は完結です。今シリーズでは全くの無知だった私がGoogle Analyticsを活用し、重要指標をデータで抑え、最終的に一つの提案にたどり着くところまで、をお話しさせていただきました。
次回以降は"素人に少し毛が生えた私"が、データに基づく新たな施策提案、また効果測定結果などに関して記事を書いていこうと思います。JS-Pro.開発陣の声などもお届けしたいですね。
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。是非今後も読んでいただけるととても嬉しいです。
※写真は小湊鉄道の踏み切りに咲いていた菜の花です。きれいですね。