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【#社長目線】目指すべき『世代融合』

胸熱の投手戦の行方…


久々に胸が熱くなる勝負だった。
打球の行方を追いながら駆け出した巨人・坂本の「入れ!」の鬼気迫る表情が、この一打席に懸けていたことを証明する。くしくもこの5号2ランが試合を決めた。

巨人ー中日の第3ラウンドはしびれる投手戦となった。ドラゴンズに相性抜群(この試合の前まで今季4戦4勝)の菅野智之と、その菅野と盟友であり、左肘の手術から完全復活を目指す大野雄大。ともに沢村賞に輝き、2週間前にもマッチアップした2人が再び対決した。

出塁は許すが要所でギアを上げ、要所では決め球のフォークを低めに落とし抜群のコントロールで投げミスしない菅野。一方、球速以上のストレートの強さに、代名詞・ツーシームのコンビネーションで巨人打線を圧倒した大野。全盛期にも引けを取らない、両投手の見事な投げ合いだった。

巨人から見習うべき『世代融合』


結果は、坂本の一撃に沈んだ。菅野、坂本。年齢的には『ベテラン』と軽々しく呼べないが、もう若手と呼ぶのも失礼にあたる実力者。リーグ2位の巨人は、若手、中堅、ベテランのバランスが非常によく、2年目の浅野が大爆発したかと思えば、その翌日に坂本ー菅野の2人がお立ち台に立つのだから『世代融合』がうまくいっているのだろう。

25日の巨人のスタメンは、

18〜24歳 浅野(19歳)、門脇(23歳)
25〜29歳 モンテス(27歳)、岡本(28歳)、吉川尚(29歳)
30〜35歳 丸(35歳)、坂本(35歳)、小林(35歳)、菅野(35歳)

と、この日はやや35、36歳のゾーンに偏ったが、小林ではなく岸田(27歳)が入ったり、坂本がベンチスタートとなり、大城(31歳)が一塁に入って岡本が三塁へ回れば、必然とスタメンの平均年齢も下がる。

投手陣も先発は、戸郷(24歳)を筆頭に、山﨑伊(25歳)、井上(23歳)、グリフィン(29歳)、菅野、西舘(22歳)。特に、戸郷、山﨑の2トップが引っ張っている。中継ぎも、大勢(25歳)〜高梨(31歳)まで外国人も含めバランスよく配置。堀田、横川、森田、又木らも控えている。

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