女上司玲子

「あん、うぅっ、、あんあんあん、あぁっ」

 淡い空気。霞んだオレンジ色が部屋を包んでいる。305号室のベッドの上で玲子は小刻みに痙攣する。私は秘部を一定の速度で刺激し続ける。死んだ動物の筋肉みたいに痙攣し続ける玲子。鼻筋が通ったメスライオンみたいな綺麗な顔も、夜、私の前ではぐしゃぐしゃになる。

 玲子は職場の上司だ。新卒一年目の私に対し、玲子は6年目。年齢もそのまま6つ上の29歳だ。昼間は眼鏡をかけ、スーツで身を包んでいる。ショートヘアーは綺麗に首元でカーブを描きまとまっている。口元の黒子が色気を放ち、豊満なバストは黒いスーツの上からでも全く隠しきれてはいない。どこか掴みどころのないアンニュイでミステリアスな雰囲気の持ち主でもある。紫色のオーラを纏っている。

「ほら、たかとくんまたミスしてるよ。ちゃんと注意しなさい。社会人なんだからさ。」

 アンニュイな雰囲気とは裏腹に、いつも上からずけずけとものを申してくる。

「うぅ、たかとくんっ、だめっうぅ。」

 しかし、夜になると立場が逆転。私の下に仰向けになり、掌をこっちに向け、顔を半分隠している。目を合わせたくないのか左上に視線を向けている。

「うぅ、恥ずかしいっ、うぅ、うぅっ。」

 その視線に合わせ顔を移動する。

「いやだっ、うぅっ、うぅ。みないで。」

 逆方向に視線を向ける玲子。その一方でわたしの頭に手を回し、顔に近づけようとしてくる。キスしたいのだろう。私はビンタする。

 ビシッ

「いたあい、なんでそういうことするの、うっ、ああぁっ、うっ。」

 いつものパターンだ。それでも頭に手を回してくる。繰り返し、繰り返しビンタする。

「いたあい、いたあい。なんでたたくのお。いやだあ。」

 今度は秘部から手を離し、両手で玲子の手を掴む。

「あっ、やだ、強い、うっ。」


 玲子は抵抗するも、仰向けで私の力には到底敵わない。びたりとベットに両手を貼り付ける。顔が隠されることなく私の視線の配下に晒される。口元の黒子が私に熱を注ぐ。

「いやだみないでっ、うぅっ。」

 昼間には想像できないほどぐしゃぐしゃになっている顔が、ベットライトに照らされる。そのまま秘部に体の一部を挿入する。

「あぁあっ、うぅ、うぅうっ!!うぅっあぁっ!!」

 ひょっとこみたいな顔を晒し、大きく痙攣する玲子。先程までのスーツに身を包んだ気品の高さが嘘のようである。

「みないでうぅっ!!ああっ!!」


「うぅっ、あぁ、あがあっ、うぅっ。」

 もう恥を忘れたのか、玲子はカバみたいに口を開けて、明後日の方向を向きながら喘いでいる。

「これ、録音してるからね。」

「え、なん、うぅっ、い、やぅだぅっ、うぅぅ、うぅぅ。うぅぅああっ。」

 赤ちゃんみたいな喘ぎ声をあげる。胸元の突起に口を運ぶ。また大きく痙攣する。

「うっ、うあっ、ひぐ、ひぐうぅぅ。きもぢいぃっ、、うぅっ。」

「うぅっ、、、はあ、はあ、はあ、はあ。」

 一旦玲子から離れる。お腹を上下させている。恥ずかしいのか布団を手繰り寄せる。体を隠そうとしているのだろう。

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