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【CRO初心者向け】オウンドメディアの改善ポイントとは?
こんにちは。CVにコミットする編集部の石原です。
本記事では、CRO(=コンバージョン率最適化)初心者のみなさま向けに、オウンドメディアの改善を行う上で気を付けたいポイントをご紹介します★
「自社サイトの改善担当になったけど何から着手すればいいかわからない」
「調べても情報が多すぎてポイントがわからない」・・・等
お悩みをお持ちのみなさまは、隙間時間に是非ご覧ください♪
※中級、上級以上の運用者のみなさまは既にご知見をお持ちの可能性がある内容です。
ポイント1:CV数向上を目的としたサイト改善で始めにやるべきこと
初心者の方がやってしまいがちな失敗で多いのが、表層的な課題や違和感のみを取り上げ、アイディア先行でサイト改善してしまう事。
改修の際は、いきなり改善案を出すのではなく、まず始めに前提条件を整理する事が重要です。
「状況把握⇒課題の整理⇒アイディア検討⇒施策実施」という手順を踏むことで、ロジカルに解決アイディアを導き出すことができるでしょう。
また、的が外れた時の調整もしやすくなります。
いくつかある手法の中から、今回はスタンダートな方法をご紹介します。
【手順】
1) Google Analytics(以下、GA)のデータから改善が必要なページを抽出
2) 抽出したページの「ページ目的」を再定義
3) ペルソナを簡易的に作成
4) ユーザーシナリオ(※)を作成。
改善が必要なページは、「流入が多いページ」「離脱率が高いページ」等から抽出します。
但し、離脱率は高くても問題のないページもあるので見極めは重要です。
※ユーザーシナリオ=ユーザーがどのようなフローでサイトを回遊しているのか、対象物との接点からゴールまでを可視化したもの。
ポイント2:具体的な改善ポイントの見つけ方
改善ポイントを見つけるための調査方法は様々ですが、主にユーザーアンケートやインタビュー、アクセスログ分析、ヒューリスティック評価などの手法を用いることが多いです。
【ユーザーアンケートやインタビュー】
大規模な改善に有効です。
実際にサイトを利用したユーザーにどのような欲求があるのか把握する事が重要です。
【アクセスログ分析】
PDCAを回す上でクイックに改善施策を見つけたい場合に有効です。
【ヒューリスティック評価】
サイトの規模に関係なく有効な手法です。
自社サイトだけではなく、必ず競合サイトとセットで実施する事が重要です。
ポイント3:CVを上げるために意識すること
CV数を上げたい場合、ユーザーシナリオで描いたフローの最初(トップページ等)と最後(カートやフォーム等)を改善することを意識します。
1回で終わることは少ないため、仮説ベースで繰り返し改善を行う必要があり、これは業界問わず共通したポイントです。
ポイント4:施策の優先順位の付け方
課題に対し解決アイディアを出した後、各アイディア(施策)の実装難易度と見込み効果の低中高をつけ、最後にそれらを掛け合わせて最終的な優先順位を判断していきます。
具体的には、以下のような部分にポイントを置いて判断します。
・実装負荷が低くて効果が高い施策から手を付ける。
・実装負荷が高く効果も高い施策は、一番効果的な施策である可能性が高いため、並行して進める。
・実装負荷も効果も同じ施策は、流入数やマーケティングファネルの位置等で判断する。
まとめ
いきなり改善案を出すのでなく前提条件の整理から始めましょう。
最初(トップ等)と最後(カートやフォーム等)を改善することがCVに繋がりやすいです。
優先順位は、実装負荷と見込み効果の低中高を付けて判断します。
いかがでしたか?
進め方や手法は、正解がひとつではないからこそ悩むこともあるかと思いますが、解決方法の一例としてお役に立てたら幸いです。
お読みいただきありがとうございました♪
【この記事の編集者】
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ネットイヤーグループ デジタル&フィジカルデザイン部
パフォーマンスオプティマイゼーションチーム プロデューサー
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