都構想否決の敗因は年代別グラフを見れば明らかですね
都構想否決されてしまいましたね。
住民投票しての結果なので、これはもう大阪市民の総意ということですね。今は大阪に住んでいないのでこの決定から派生するメリットデメリットを享受することはできませんが、個人的に残念だなと思います。
都構想の敗因を色々な方が発信されていますが、このグラフを見れば明らかですね。
この日本ここ30年繰り返されてきた歴史です。投票をすれば、年配が投票に行く。年配は改革を好まない。自分が生きている間は今のままがいい。よって誰が何をしようとも今が変わることはない。徹底的に現状維持が続き、茹でガエルになって行く。30代、40代は自分たちの未来に当然関心が向くから今でははなく、30年後の自分たちの老後、そして子供たちのことを考えて、賛成に動きました。
高齢化って国として致命傷だな
と当たり前のことを感じてしまいました。今後、同じ構造が日本が没落するまで繰り返されることでしょう。今回の都構想は最大のチャンスだったと思います。コロナという外圧がかかり、吉村さんの対応を多くの人が評価しました。黒船が消え、救世主が現れた。彼のリーダーシップに感じるものが会った人はたくさんいた。その吉村さんが「大阪をより良くしていくために、大阪は単位として大きすぎるから、小さくして、分けて管理していきましょう。その方が仕事しやすいので。よって回り回ってみなさんのタメになるので」と言っているのに、この結末です。
黒船が来て、海から大砲を打ち込まれているのに、幕府を閉じて、外に開かないのなら、そりゃあいくところまでいきますよねという話。
政治家というのも因果な仕事だなと思いました。口では応援しているよと言っても最後の最後では「一緒にリスクを背負わない」。新しいチャレンジなんてしたくない。最終的に市民サービスが悪化して割りを食うのは有権者なのにそれをしない。
高齢化って国としての大問題であり、一度この歯車が狂いさ出すともう止められないなと。そう感じました。何をやっても全体としての流れが止められないのであるならば、自分の仕事はなんの意味があるのか?松井市長も政界引退しますし、維新の吉村さんもこれ以上、政治はしなくなるでしょう。だって頑張っても最後の最後の投票でこうなるわけですから。やる気を失って当然です。
日本が変われる最後のチャンスだったのかもしれません
都構想とは、端的に言えば、行政機構を作り直し、世界と勝負できる大阪になるのが着地点だった。それぐらい逼迫した状況なんです。日本は。
今からわずか20年後の未来は、全国896の市区町村の消滅可能性都市となり、うち6割に当たる523市区町村は人口10000人未満で消滅の可能性がさらに高いともう公的なデータとして出ているわけです。そのための対策として、東京一極集中対策をしながら少子化対策をやらないといけないはずなのに。。。
今回の都構想は、まさに東京一極集中状態を変えるわかりやすい動きでした。大阪で新しいことが起きてるぞ、世界から投資が集まっているぞ、子育てもしやすいらしいぞ、となると徐々に東京から人が移ることも考えられるし、法人税なども勘案すると東京本社から大阪本社への移動も企業単位で十分に考えられた、、、はずなのに。。。まさに最後のチャンス、だったんだろうなぁ。
TOYOTAも安泰ではない時代
この本で明確に書かれているのですが、日本が置かれている状況はマジでやばくて、あのトヨタも地位を維持できない状況になりつつあります。日本のコンビニもAmazonショップが席巻する未来も見えて来ています。日本はこれから「何で」国際競争に勝っていくのでしょうか?
会社も国もあてにならないので個人で準備するしかないです
今回の都構想否決は、とてもわかりやすい形になりましたね、もう日本に明治維新や戦後の復興をなすようなパワーはないです。コロナの本格的な影響が出るのは2021年以降でしょう。もう腹をくくって取り組むしかないです。あなたが勤めている会社は厳しくなります。賞与は「何割」のレベルでカットでしょう。自分の会社だけ「そんなことはない」と思うのは間違いです。もうそうなるに違いないと思って準備しなければいけない。
会社からしかお金の振込がない状態は危険度が高すぎです。副業/複業/どんな言い方でも構いませんが、とにかく準備を始めましょう。
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