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職業【ついったらー】が誕生するか?

Clubhouse3月14日放送分(第43回)議事録

実は数日前からTwitterを割といじっていて、いろいろと練習しています。

もともとTwitterに苦手意識のあった私にそうさせたのは、Twitterがこのところ妙に本気を出してきているから。

以下に挙げたように、ここ数ヶ月で怒涛の機能追加が続いています。

2020/11:Fleets 24時間で消える投稿 インスタのストリーズみたいな
2020/12:Spaces クラブハウスみたいな
2020/12:Squad ZOOMみたいな
2021/1:Breaker ポッドキャストみたいな
2021/1:Revue 有料のニュースレターサービス
2021/2:communities Facebookのグループ機能みたいな
2021/2;スーパーフォロワー:課金tweet、投げ銭、月額課金

実はTwitter創業者のジャック・ドーシーさんは、モバイル決済サービスSquare(スクエア)のCEOでもあります。

つまり、彼は決済も握っているというわけです。

参考:Square(スクエア)

そんなスクエアが2021年3月に買収したのが、音楽ストリーミングサービスの「TIDAL」。

TIDALとは、人気アーティストJAY-Zなどが経営に関与する、spotifyみたいなサービスです。

この買収を機に、今後はアーテイストがTIDAL内でグッズ販売やファンクラブ運営を行ったり、ストリーミングによる収入を得る流れが進んでいくようです。

この動きからわかることはつまり、ジャック・ドーシーが目をつけたのはクリエイターだということ。

今後はTwitterにも決済機能が備わり、クリエイターが各種の販売活動ができるようになる流れです。

・ツイートも売れる
・長文の記事を売れる
・音楽も売れる
・ラジオ配信も売れる
・ライブ配信で投げ銭ももらえる
・Tシャツなどのグッズも売れる

などなど、これまで他のプラットフォームで聞いたことあるような機能を、幕の内弁当式に備えてきた印象です。

船井幸雄風の言い方をするなら、「包み込みの法則」に従ってライバルの長所を包み込みにいこうとしています。

このように、ジャック・ドーシーのスクエアでの決済端末の経験が一気にtwitter界隈にフィードバックされたのが面白いですね。

で、

私は思いました。

実は、個人が課金できるプラットフォームってあまり多くありません。
2018年くらいまでは、ココナラなど一部がその走りとして存在したくらいで、あまりめぼしいものがありませんでした。

2021年3月現在だと、記事や投稿などのマネタイズの花形はやはりnoteでしょう。

音楽やら動画やらのマネタイズの主軸は、もちろんYoutubeです。

そして今回のツイッターの動きは、ランチェスター的に見るとnoteやらYoutubeやらの17ライバーやらの長所をまるっと包み込んでいるなと。

Clubhouseにもいずれ投げ銭機能が備わると言われていますが、スクエアで決済の経験を積んでいるTwitterの方がスムーズなのは間違いない。

余談ですが、アプリでエンドユーザーに課金機能をつけるのって結構タフな作業で、遅れに遅れがちなのです。

多くのプラットフォームが、やりたくてもなかなかスムーズにできない部分です。

これはもしかしたら、「Youtuber」という職業が生まれたように、「ツイッタラー」みたいな職業が生まれる可能性もあるなと。

この流れを見据えて、NISHIさん、ツイッターのプロフィールを変えました。

↓ ↓

https://twitter.com/NISHI_note
==================
NISHI@未来が読めてるらしい

『NISHIさんを見とけばいい』とよく言われますw。26歳:ある日起きたら会社倒産、翌日ハローワーク送り。27歳:船井総研に転職。29歳:コピーライターで起業:39歳:家族でオランダ移住。現在ざっくりIT系。美しい娘達にモテモテ/教育移住/Youtube【書評王に俺はなる】/毎朝8時からclubhouseなう
==================

にしました。

要するに、

今度どの媒体が覇者になるかはさすがに読みきれない。
Clubhouseがどうなるかもわからない。

ただ、大事なのは、「この人、なんかちょっと違う」と異質な感じを感させて、「今度は何喋るんだろう?この人」と

「次の動きを期待してもらえる」

ようになるのが一番大事だなと思いました。


このように考えたとき、思い出したのがAIDMA(アイドマ)です。

AIDMAとは、1920年代にアメリカの著作家、サミュエル・ローランド・ホール氏によって提唱された概念です。

マーケティングをかじったことのある人にはおなじみの言葉だと思います。

ユーザーの購買決定プロセスを説明するためのフレームワークのひとつで、以下の単語の頭文字を取って構成されています。

【AIDMA】
attention:知り
interest:関心
desire:欲しくなり
memory:記憶し
action:買う

今回とくに注目してほしいのが、最初の「attention」です。
attentionを辞書で調べてみると、次のような意味がヒットします。

attention:
注意、注目、注意力、配慮、気配り、(人などの)世話、手当て、親切、ていねい、(特に若い婦人の歓心を買おうとするための)心づかい、欧米圏で言う所のレデイファーストみたいな意味も内包している。

・注目
・配慮
・気配り
・お世話
・手当て
・レディファースト
・求愛

結構、広い概念だなと気づいたんですね。

おもてなしの気持ちもまた、Attentinonなのです。

じゃあその「おもてなし」をどこでどうやって練習するか?ですよ。

そこで、140文字で何かを説明して人を惹きつける練習はとても良い練習になると思います。

動画や音声やclubhouseなどの長くだらだらと言葉に言葉を足していける重量系の媒体とは別に、言葉を削って削っていく軽量系のTwitterというのは、振り幅があって両方同時に練習するには良いなと思っています。

140文字でどう注意を引けるか?
140文字でどう気を配れるか?
140文字でどうお世話ができるか?
140文字でどう配慮できるか?
140文字でどう口説くか?
140文字でどうおもてなしできるか?

こういったことを意識しながら、日々のツイートを放っていくわけです。

それでもって、ブレイクまでのイメージとしては次のようなプロセスになります。

twitterを使って140文字で人を惹きつけられる

フォロワーが増える

リーチが広がる

プチインフルエンサーになる

次の発言が期待される、待たれるようになる

より長い文章、より近くに感じる音声、
より今を感じる生放送、
より本格的な動画コンテンツを
買ってくれる良いきかっけになる。

まずは短文でアウトプットがしやすいTwitterにて、人の注目を集め、おもてなしできるよう言葉を磨いていく。

そうして次を期待してくれるファンを増やしていき、いざヘビーなコンテンツを販売したとき、買ってもらえるようにする。


従来、最後の販売行為をやるにはTwitterの外に誘導せざるをえませんでした。

その際のネックは、外部URLを貼ったツイートはインプレッション(露出)が落ちてフォロワーに見てもらえないということです。

しかしTwitter自体が決済機能を備え、課金ツイートや有料ニュースレター機能を使った各種販売がTwitter内で完結可能になるなら、そのネガティブな点が払拭されます。


これまでブロガーだとかYouTuberという存在が世間から注目されるようになったのは、ブログやYouTubeという媒体でマネタイズする人が現れるようになったからです。

今後、Twitterでマネタイズする人が増えてくると、同じように「ツイッタラー」というべき存在が増えるのかもしれません。

これまでの各種SNSの歴史を振り返ると、プラットフォームがダイナミックな動きを見せたとき地殻変動のようなものがおき、新たなスターが現れます。

ならばその流れの先頭を切っていくべく、いまこそ表現をフルスイングで繰り出していくべきタイミングであるといえるでしょう。

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