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Pink Floyd / Ummagumma (1969)
ピンク・フロイドの4作目のアルバムは、ライヴ盤+スタジオ盤の変則2枚組。
1枚目のライヴは1969年のツアーのうち、4月のバーミンガムと5月のマンチェスター公演の音源を収録。
シド・バレット在籍時のファースト・アルバムからセカンド・アルバムまでの時期の4曲を収め、オリジナル以上にスペイシーでサイケデリックな音像がトリップ感覚をもたらし、うねるように広がっていく狂気で陶酔的な演奏を聴かせる。
2枚目の新曲群は、リチャード・ライト、ロジャー・ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスンの順に、メンバー全員が各自のソロ楽曲を持ち寄り披露していく形式となっており、プログレらしい組曲の中に、現代音楽さながらの前衛性と実験性が満載している。
おそらくフロイドのディスコグラフィの中でも最も現代音楽寄りである本作で60年代を締め括った彼らは、プログレッシヴなロック路線に立ち返り、栄華を極める70年代へと向かっていく。
初期のライヴ音源が聴ける貴重な音源もあるが、アヴァンギャルドな現代音楽風のスタイルのオリジナル曲が多い本作は、フロイドの中では重要度が低い作品なのかな。
しかしジャケットはサイケで牧歌的でいかにもフロイドだし、ここでの実験性が70年代の音楽性のヒントとなっていることは間違いない。
このところあまり調子が良くない。
休んでもリフレッシュされず、むしろもっと休みたい気持ちが強まり…
なかなか気分が晴れ渡ってくれない日々が続く。
世界情勢も相変わらず混迷極まれりですね。
こういう時こそ、日常の身の回りのちょっとしたことに幸せを見出さなくては。